テラーノベル
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配信前。
6人はいつものように集まっていた。
らん「今日の配信、予定より少し長くなるけど大丈 夫?」
「…..ん。大丈夫」
いるまは資料から目を離さず答える。
なつ「いるま、なんか今日静かじゃね?」
「気のせい」
こさめ「ほんとー?」
「うるせぇな」
いつものように返す。
けれど、、
らんの声が、少し遠く感じる。
いるまは一瞬だけ耳に手を添えた。
(……またか)
でも、誰にも言わない。
すち「いるまちゃん?」
「…….何」
すち「いや、呼んだだけ」
「なら呼ぶなよ」
笑って誤魔化す。
そして配信が始まる。
コメントを読みながら、6人で話していく。
けれど、少しずつ声が重なっていく。
いるまは聞き取れない言葉を、表情や流れから必死に補う。
みこと「まにき、これどう思う?」
「……いいんじゃね?」
みこと「え?」
「だから、いいって」
本当は質問すら、ちゃんとは聞こえていなかった。
それでもーー
『大丈夫』
その言葉だけは、今日も口にした。
コメント
3件
ああ、これ……胸がぎゅっとなる話だね。 いるま、聞こえてないのに「大丈夫」って笑ってるんだ。配信中の会話のズレとか、みことの質問に適当に答えたところとか、読んでてこっちが苦しくなった。特に「本当は質問すら、ちゃんとは聞こえていなかった」って一文が刺さるよ。 誰にも言わずに抱え込むタイプなんだね。声が遠く感じる描写も、日常の些細な違和感として描かれててリアルだった。 kさん、この重さをさらっと書けるのすごいよ。続き、気になるけど静かに待ってるね。 次の話、いるまがどう動くのか……楽しみにしてる🌙
#ご本人様とは一切関係ありません
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