コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
-——————–キャラ設定——————-
攻) 水端 想 (みずばた そう)
高校1年生
身長 187cm
地頭がよく、何でもこなせる
顔も良く女子からはモテモテ
受) 霧島 智哉 (きりしま ともや)
高校2年生
身長 181cm
恐ろしい程の努力で成り立っている人物
可愛らしい顔立ちをしている
-——————プロローグ——————-
高校の入学式。金はかけたくなかったから公立のそこそこの高校に進学した。
(やっぱり公立は校舎汚ぇな…)
そんなことを思いながら適当に校長や来賓の人たちの話を聞く。
(次は…、歓迎の言葉…)
生徒会長とか、その辺の人がするものだろう。俺はそんなの絶対やりたくない派だから、こういうこと出来る人は凄いと思う。
『生徒代表 霧島 智哉』
「はい!」
大きな声で返事をし、前へ歩いていく。
(あの人が生徒会長…?)
少し幼げに見えた彼は、堂々と前へ出て言葉を話していく。
「暖かな春の陽射しに包まれる今日この日…」
聞いたことのある典型的な文だ。 ネットででも調べたのだろうか。
(きれーな声…)
そう思いながら思わず聞き惚れていた。
あっという間にそれが終わり、彼は自分の席へと戻って行った。
-—————————————————-
入学式が終わり、オリエンテーションに入った。
だが俺はそんなの全く興味がないのでコソコソとスマホを弄りながら時間を潰す。
「スマホ、没収ね」
顔を上げると先生が俺のスマホを覗き込んでいた。
(最悪だ…)
そうしているうちに初日が終わり、部活見学に行く人もいれば帰る人もいた。
「想!お前バスケ部入んの?」
俺の友達。要がそう聞いてきた。
「だるいから入らん」
「えー、お前いたら心強いのに…」
そう言いながら残念そうに教室から出ていった。
俺は没収されたスマホを取りに、職員室へと向かった。
(うわ…。どこだよ職員室)
そう思いながら適当に歩く。
絶対に道は間違っているのだろうけど、正解が分からないので探すしか無かった。
「君、ここは2年生の教室練だよ。 」
綺麗な声が俺の耳に届いた。
振り返ると生徒会長の人がいた。いかにも真面目ですって言う感じだ。
「あー…、職員室行くのに迷っちゃって」
「そうか。なら俺に着いてきて。」
そう言いスタスタと歩き出したので俺も着いていく。
(意外と優しい…?)
「あの、生徒会長なんですか?」
「ああ。」
「凄いですね。…声、綺麗でした」
そう言うと、急に立ち止まった。
「…ここが職員室すか?そうは見えな…って」
ドサ…ッ
気がついた時には床に押し倒されていた。
「え、うわ。なんすか」
「…やっと見つけた。俺の依存先…♡」
「…は?」