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.hrfwです
.ご本人様と一切関係ありません
.誤字、脱字多分あると思います
.短いです
苦手な方は今すぐ逃げてください
fw『』 hr「」
冷たい夜風が窓を揺らす
部屋の中は暖房が効いてるはずなのに、ソファに座っている不破は膝を抱えて丸くなっていた
『…寒いやけど』
小さく呟いた声は、隣で作業している甲斐田の耳にしっかり届いた
「え?毛布でも持って来ます?」
不破は唇を尖らせて、チラチラと甲斐田を見た
その仕草があまりにも分かりやすく、甲斐田は思わず笑ってしまった
「それとも、僕がそっちに行った方が良いですか?」
意地悪く言いながら、甲斐田は少し身を乗り出した
不破はむっとした表情を浮かべながらも、否定の言葉を口にすることはなかった
『んや、…別にどっちでもええけど?』
言葉とは裏腹に、不破の耳はほんのり赤くなっていた
その様子を見逃ず、甲斐田はすっと立ち上がり、不破の隣に腰を下ろした
「ほら、寒いなら寄ってきてください」
甲斐田の腕が肩に回されると、不破は一瞬だけ戸惑ったが
次きの瞬間にはゆっくりと身体を預け、肩に頭をかけた
『……まぁ、これならちょっとマシやな』
小さく呟く不破の声が、どこか満足げに聞こえて、甲斐田はクスッと笑った
「もうー素直じゃないな~」
『うるせぇ』
不破はそのまま甲斐田の腕の中で目を閉じた
暖かさがじんわりと伝わって来て、冷たかった指先までぽかぽかと温まっていく
しばらく静寂のあと、甲斐田がふと口を開いた
「そいえば最近忙しそうですね不破さん、ちゃんと休んてます?」
『ん~…まぁ、寝てはいるけど、配信もあるし、色々気ぃ使うことも多いし』
「無理はしないでくださいね、不破さんが倒れたら、ライバー達にもリスナーにも心配されるよ」
『それお前に言われたたくないんやけど』
「えぇ…」
そう言いながら、甲斐田は不破の髪をそっと撫でる
心地良い手の感触に、不破は目を細めた
『……なんか眠たくなってきたわ』
「寝ても大丈夫ですよ、僕が起こしますから」
『んじゃぁ、ちょっとだけ…』
不破は小さく息を吐き、そのまま眠りに辿り着く
静かな時間が流れる
『「(この夜が、少しでも長く続けばいいのに…)」』
そんなことを思いながら、二人は静かに寄り添いた
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