君に出会ったのは、偶然だった。偶々見つけたアプリに、偶々検索したワード、偶々惹かれたタイトル、偶々見たプロフィール。偶然でしかなかった、けれども惹かれた。それから、君は私の日常になった。毎日見ては、更新を確認した。楽しかった。でも、君は毎日が辛そうに見えた。度重なるいじめに苦しんでいた。タヒを考えていた。それなのに、自分を棚に上げて人に優しくする。自分も苦しんでいるのに、今にも壊れそうな手を人に差し出して助けようとする。もっと自分を大事にしてと言いたいのに、私が臆病で不器用だから、上手く伝わってくれない。ただ、自分が傷付くほど苦しんでるなら頼って欲しい。気持ちだけは側にいれるから。って伝えたいだけ。でも、それが君を傷付ける言葉になるかもしれない、トドメを刺してしまうかもしれない。その気持ちが無限ループしてるから、今日も見て見ぬ振りみたいになっちゃった。それが一番辛いのに。ただ、送信ボタンを一押しするだけなのに、それだけで伝えられるはずなのに、怖いから、送信取り消しに逃げる。毎日毎日繰り返してる。でも、いつか必ず伝えてみせるから。
こんな私でも誰かを救えたら、誰かの心を動かせたら、変われるはずなのになぁ。
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一視聴者の話