ドッドッドッ
ドッドッドッ
俺の心拍数が上がっているのが分かる
え、もしかして他の人に聞こえてんとちゃうか?
っと思えるほどに
いやホンマに聞こえとったらどうしよ、
つーかなんやねんほんま…!
何が「さぞ、これまでの人生頑張ったんやろなぁ…」やねん!!!!
会ったばかりで今日初めて声聞いたくせに!!
知った様な口を……
あーーーーもーーー!!!!!!!!!
すk
「なーにしてんのっ!」
『うワっ?!』
「ww
声裏返ってますけど?w」
『ちょっとシャオロンさん… びっくりさせんといてくださいよ…』
「え〜〜?聞こえないっすね〜〜??」
『ハァ…』
「……… 」
…なんやこいつ
俺の顔ガン見して…気色悪いな
俺は今、 危機的状況やのに構ってくんなや
お友達の所でも行ってろよ…
「…なー」
『あ、?』
「もしかして
好きな人出来た?」
『は、 』
『はああああああああああ??!!』
「うるさ…」
『そそそそんなわけないやろがい!!!!
まままましてや、そんなこの春の季節に漫画みたいなことを……!!!』
「あーはいはい図星乙〜」
『図星ちゃうし!!』
「うるっさいなぁ…
で?どこのどいつやねん?」
『は?なんでお前に言わなあかんの?』
「あ、居るんやw」
『えっ』
『……ああああああ!!!!』
「反応遅っwww」
『あぁ〜〜…チッ騙されやんけもう……』
こいつマジなんやねん、もーー!!!
好きな人いることバレた上、図星だと笑われ……
ああ……もう、帰ろ………
実は言うと、もう入学式は終わっとる
入学式を済ませ、学校からの教科書や諸々貰い、新1年生の初日が終わる
今現在は各々、保護者と帰ったり、友達と喋ったりしとる時間や
俺?俺は____
「たっ孝行!」
『おー元気!待ったか?』
「いやっ全然、丁度ええぐらい!」
『そうか、良かったわ』
同じクラスで同じ中学の金石元気と
入学祝いという事で、遊びにゲーセンへ行く真っ最中や!
なぜ俺が元気と仲良いかと言うと、
元気も3組に友達が居なかったらしく、そこで孤立していた俺に話しかけてくれんや!
同類ってことで今年初の新しい友達ができた訳なんやけど……
「誰こいつ?何中だよ、コネシマとどうゆう関係?
てゆうか、入学早々に友達できるとか怪しs」
『はいストッーーーーーープ!!!!』
なぜか、シャオロンが着いてきてて……
『誰って…同じ中学の金石元気くんやろがい』
「金石?金石…かな…いし……か…」
「あーーー!!!!
毎年合唱コンで注目浴びてた、金石?! 」
rb「…ぇ…っとー…まぁ、優勝はとっとたけど…」
sha「へぇ〜? そう言えば金石って、
陰で本読んでたり、アニメに敏感で、チビの根暗オタク陰キャやない?」
『おいッ…!』
sha「そんな奴のどこがええねん、なぁ?」
『おまッ……
ちゅーか、さっきから何言うとんの?』
『俺との関係やったり、どこがええとか…
自分の彼女が他の男と帰ってるところを見た、みたいな反応して……』
sha「え、?あーいや??
お前のことだから、いじめとか受けてんちゃうかなって……」
なんや、心配してくれてたんか
『なーんやそういう事かいな!!
大丈夫!元気はそんな奴ちゃうから!な!?』
rb「お、おう…!」
sha「ふーん…まぁシッマがそう言うなら……そうか」
もーシャオちゃんってば、ツンデレなんやからぁ!
そうゆう事ならば、最初っから言ってくれれば良かったんに!
やっぱこうゆう所はええんやけどなぁ
rb「あのさっ 」
『ん?どしたー?』
rb「遊ぶ前に、ちょっと聞きたいことがあるんやけど…」
『……?』