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代理「あー..あー…」
代理「聞こえてる?」
代理「えー、皆さんどうも,代理っす」
代理「今回は前にも言っていた通り…あのクソ主の命令から言われていた通り…」
代理「私の過去を発表しようと思います」
代理「ほんとやめてくれ」
代理「黒歴史と一緒じゃんこんなの」
代理「…」
代理「話しゃ良いんだろ話しゃぁ!!!!!」
※若干の鬱表現あり
___________________________________________
【x年前―】
私は…電子の海で生まれた。
まぁいわゆるパソコンの回路を擬人化した存在?みたいな。
回路に心が付け加えられた、その人物が私ってこと。
主が絵描くのめんどいって言ってるので口で説明するんだけど…
空はエメラルドグリーンっぽい、綺麗な空で
デルタルーンで言うサイバーワールド的な空だったね
そこら中に大体コンセントがずらーーーって転がってて、
建物は…大体、灰色の建物が多く、大体が大きかった。
公園ももちろんあったよ
まぁ…ボタンを押したりするゲームがほとんどだったけど。
0~3歳までは全然まだ赤ちゃんみがあるから、
働いたりとかはまだなんだけど…
4歳になって、初めて働きに出かける。
まぁまだ子供だし簡単な仕事ばっかだけどね。
パスワード管理、設定、Goo◯le….ウイルスの防止など。
最初は難しいことが多かったなぁ…
1つ間違えれば、主人(パソコンを使っている人)に迷惑をかけたことになり、
プロキシ監獄にしばらく入れられる。
あ、プロキシ監獄、っていうのは
主人に迷惑を掛けた人が
一時的に監獄に入れられ、なんにも出来なくなる監獄のことだよ
まぁ私はなんか250000/1で生まれたなんか珍しい子だから
失敗とかあんま無かったけどね
そして…5歳のころ、
初めて「ルイ」という友達に出会った。
初めは緊張したけど、だんだん遊んでいく(仕事していく)うちに仲良くなって、
仕事するときはいつも一緒だった。
困ったことがあればお互い助けるし、
休憩だって一緒だった。
いつだって一緒の、最高の友達だった。
そして…年が進み…
17歳になった。
17歳になっても、ルイとは一緒で
いつだって一緒に仕事していた。
いつものように電子の海で働いていると―――
🔈【異常事態発生】🔈
モブ「なんだ!?」
モブ「また異常事態!?」
ルイ「…これはっ…!!」
代理「!!」
代理「ウイルス処理班は!?」
モブ「もうすでに行ってる!!けど、連絡が途絶えてる!!」
代理「は!?」
代理「それって…ウイルス処理班でも対処出来ないウイルスってこと!?」
モブ「もうこの電子の海は崩壊する!!逃げるぞ!!」
代理「逃げるってどこに!?」
モブ「あそこだ!!熱が放出されるところ!!そこから逃げればまだ間に合うぞ!急げ!!」
代理「..っ急ごう!ルイちゃん!!」
ルイ「―――っ..う..ん」
代理「…ルイちゃん?」
――そこには、ウイルスにすでに感染していたルイの姿が。
代理「っ!!!それって、ウイルス感染――」
ルイ「早く行って!!」
代理「ッ…」
ルイ「私は…多分、もう自我を保てない…と思う…」
ルイ「せめて…自我がある貴方だけでも…逃げて…!!!」
代理「….ッ…助ける方法はっ…」
ルイ「…ウイルス処理班に聞かないと分かんないよ。」
代理「…〜〜ッ」
代理「でも…行きたくない!!」
代理「ここで友達を失うなら…私も…!!!」
ルイ「やめて!!」
ルイ「私は…貴方に強く生きて欲しいんだってば!!」
ルイ「そのために…私は…」
ルイ「…」
代理「ぇ…なに…?どういう事…?」
代理「そのために…なんなの…?」
ルイ「…」
ルイ「本当のことを教えるね。」
ルイ「本当のことを言うと…私、貴方と友達じゃない。」
代理「は…?」
代理「なにそれ、どういう事!?意味わかんない…!!」
ルイ「落ち着いて..!!時間がないんだ、早く話すから…!!」
代理「…」
ルイ「ありがとう…」
ルイ「それで、友達じゃないっていうのは…」
ルイ「私…は。」
ルイ「貴方達みたいな…回路を…助ける…」
ルイ「…トラブルシューティング。」
代理「…!」
代理「トラブルシューティングって…回路の問題を解決する…」
ルイ「..ぁは、よく知ってんじゃん。」
代理「知ってるも何も…でも、なんで…?私に何か問題があったってこと…?」
ルイ「…分からない。」
ルイ「…トラブルシューティングは…回路に付きもの。」
ルイ「そう、代々から教えられているみたいなんだ…」
代理「え…嫌だ…嘘…だよね…」
ルイ「…周りの子達も一緒だよ。…回路には…必ず、仲の良い子がつく。」
ルイ「そして…静かに消えていってしまう。」
ルイ「…今回は違うけど。」
代理「何で…黙ってたの!?」
ルイ「ごめん…」
ルイ「あまり時間が無い…早く行って…!!」
代理「――っ…!!!」
ビーッビーッ!!(サイレン)
2人「!?」
代理「な、何…?」
ルイ「…これは…」
【本体がクラッシュしました。】
【逃げれる者は、高い場所へ避難してください。】
【これから、無数の電線コードが約1分流れてきます。】
代理「クラッシュ…!!」
代理「ウイルスの重さのあまり本体がクラッシュしたのか…!?」
ルイ「…」
ドパッ!!!ザバァァァァァァァァァァァ!!!!!!!
代理「!来る…逃げるよ!!」
ルイ「ぇ!?…私の手を掴んだら貴方が――」
代理「関係ない!!1秒でも長く居たいだけ!!」
代理「他に理由ある!?」
ルイ「…」
ダッダッダッダッダ…
ルイ「(優しいな、ほんと…)」
ルイ「色葉ちゃんは…優しすぎるよ…。」
代理「…ぇ…?」
代理「いろ…は…?」
ルイ「…ここまで来たら…もう流される心配は無いよ。」
代理「そうだけど…色葉って…誰…?」
ルイ「…」
ルイ「…貴方。」
ルイ「貴方の本名は…大彩色葉。」
色葉「おおあや…いろは..。」
ルイ「…ごめんね、回路だから…名前を軽々しく出しちゃダメなんだ」
ルイ「でも…もうこのパソコンには私達しか居ない。」
ルイ「もう何をしたって大丈夫だよ。」
ザザッ…ザーッ…
色葉「…っ!!ルイ!!体が…」
ルイ「ぁー…もう私もダメかぁ…」
ルイ「…本当にありがとう、色葉ちゃん」
色葉「嫌だよ!!ここまで来て…大事な…友達を失うのは…」
色葉「まだ…手が…あるはず――」
ルイ「色葉ちゃん」
色葉「ッ!!」
ルイ「…1度ウイルスに捕まってしまえば、逃げることは出来ない。」
ルイ「そう…教えなかったかな。」
色葉「…ッ…ッ…」
ザザッ…ザザザザッ…ザーーーーッ!!!
ルイ「(もう消えちゃうか…)」
ルイ「ごめんね、ありがとう。」
色葉「―――っ…!!」
ルイ「最期ぐらい、笑顔で居よーぜ?(笑)」
色葉「…ぁはは…そうだね…!!(泣)」
色葉「(もう何も失うことは無い…そうだよ… )」
色葉「また…逢えたら良いね。ルイちゃん。(笑)」
ルイ「…ははっ、だね!!」
ジジッ…ザァアアアアアアア….
色葉「…」
色葉「完全消滅、した…?」
コツンッ
色葉「!」
色葉「何か…落ちた?」
【ルイがいつも付けていたメガネ】
色葉「…!!」
色葉「…ルイ…」
色葉「..ぁ”ははっ、ルイ…落とし物多かったもんなぁ…(笑)」
(メガネを付けた)
色葉「ぁ”はは”っ…ははっ…」
色葉「あ”は…あ”ぁ”っ…」
”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!
色葉「”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”..っ…あぁ”っ…!!(泣)」
色葉「ルイ…ちゃんっ…(泣)」
何時間叫んだだろうか。
喉が枯れるほど。
いつも一緒に過ごしてきた分だけ、声が出た気がする。
”私は、もう生きられないんだ。”
どうせこのPCももうすぐ死ぬ。
1人、取り残されるぐらいなら…
―鋭く、尖ったケーブルを手にした。
色葉「(…遭いに…逝く…)」
薫「…は?」
色葉「ッッ!!!??」
え..何..誰!?
薫「…これは…どういう状況だ…?」
(状況整理して〜)
薫「なるほどな…だから、そのルイって奴に逢いに行きたい、と…」
薫「お前が望むなら別に俺は口出ししねーけど…」
薫「…多分、先に逝っちまったルイは…そんな事望んでないと思うぞ?」
色葉「!!」
薫「1人で居るのは孤独だろう?」
薫「な。」
色葉「…こ..どく…」
色葉「…うん…ルイが居なかったら…何も出来ない。」
薫「ルイも…他の誰かと遊んでる方が喜ぶんじゃねーのか?」
色葉「…!!」
色葉「…うん。」
薫「ならさ、うち来ない?」
色葉「え?」
薫「あー、いや…俺も元々孤独だし…気持ちが分かるっていうか…」
色葉「…なるほど。」
色葉「良いよ、行く。」
薫「っしゃ!ありがとな代理!」
色葉「ぇっ…私、大彩色葉です..」
薫「あ”…」
薫「…てか、ルイはどっちの方で呼んでたんだ?」
色葉「…基本、「貴方」が多かったけど…まぁ…代理の方がまだ多いかな…」
薫「おっけ、じゃあ代理って呼ぶわ」
薫「あと敬語なし!!タメ口で!!」
代理「えぇっ!?ちょ、それは流石に――」
薫「はい問答無用!!行くぞ!!」
代理「こいつ全然話聞かねぇ!!!!」
___________________________________________
薫「ついたぞ」
代理「はや!?」
薫「まぁ俺の得意能力TPだし。」
代理「Teleport…すご…」
代理「…それで…そこの…水色の髪の女の子は?」
翠「ッッ!!!」
薫「あー、怖がんな怖がんな」
薫「この子は多分迷い猫…的存在のニンゲン(?)」
薫「今現在保護してるってわけ☆」
代理「ほへー(興味無し)」
薫「少しくらい興味持てよ…可哀想だろ…」
代理「…ルイ以外仲良くしたくないし。」
薫「お”っま…はぁ…」
翠「…大丈夫…」
翠「…すぐしたら…帰る…から」
代理「…」
薫「あー…」
薫「この子、ちょっと特殊でさ」
薫「いつも来てるんだけど…一定時間立つと帰るんだよ」
薫「理由は知らねーけど…」
代理「…そっか」
代理「…名前は?」
翠「!…空風、翠…」
代理「そっか。」
代理「…(分析したらやたら凄いことになってるなぁ…訳ありに変わりは無さそう)
代理「…辛かったら、ここへまた来てね。」
代理「出来る限りの傷は…治してあげる。」
翠「!(体が軽くなった…?)」
薫「へぇ…」
代理「何()」
薫「いや、俺と同じく…回復、出来るんだなぁって」
代理「回路を舐めないでもらっても?」
薫「はいはい」
翠「お姉ちゃんは…?」
代理「…私か。」
代理「これ本名の方が良い…??」
薫「翠が大人になったら本当のこと伝えれば良いんじゃね」
薫「今は代理で行こ」
代理「お、おけ…」
代理「あー…えと…私は代理」
代理「まぁ好きに呼んでもらって…」
翠「…分かった!」
代理「(あれ…なんかこのやり取り…懐かしいな…)」
…この…やり取りは…
ルイと初めて会った時の…
___________________________________________
■年前…
ルイ「よろしく!私はルイだよ!」
代理「?????」
代理「ぇ..だれですか…」
ルイ「(あそっか…)」
ルイ「えーと、改めて私はルイ!貴方と友達になりに来た!」
ルイ「仲良くしてくれる?」
代理「…分かった!」
ルイ「ありがとう!」
ルイ「じゃ、これからよろしくね!色h…」
ルイ「…代理ちゃん!」
代理「え、なんで名前知ってるの…?」
ルイ「んー?秘密かなぁ」
代理「ずるーい!教えてよ!」
ルイ「へへへへ〜^^」
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代理「…絶対…幸せにするから。」
翠「?」
翠「ぁ…時間…」
翠「…また来るね!」
代理「うん、じゃあね」
薫「…」
薫「…代理さ…ロリ好きなん…?」
代理「は???????」
代理「昔の記憶が蘇っただけだよ」
薫「…その昔とは…あー…」
薫「やっぱ言わなくていいや」
代理「察しが早くて助かる」
薫「へっ…笑」
___________________________________________
代理「っていう感じ。」
代理「何だよもう…黒歴史かよ…」
代理「…てことは…」
代理「次は絵師にバトンタッチか?」
代理「楽しみだなァ…^^」
↑
こう見えてサイコパス
代理「あ」
代理「…」
代理「じゃあねっ☆」
✶代理は 逃げた!
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