コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
はじめに
亀更新、ごめんなさい。
本編がクソ短いです。
「陸斗〜」
「なに、海斗?」
上杉家の双子は、今から悩み相談を始めるらしかった。
「あのね、最近ね、順の擬音が変なの。」
これには些か陸斗も驚いた。
なんせ、島津順と言えば、背は高く、イチバンが好き、頭はかなりよい…と、海斗からは聞いている。
話もわかりやすいらしいし。
「どういう風に?」
なんにせよ、聞いてみなければ何事も分からない。
「えーーー…っとね、」
かぷかぷ、どってこどってこ……
確かに変な擬音だ。
でも、なんだか、聞いたことがある。
「なんか聞いた事ある…でも、メジャーではない…」
「灰谷先生に聞いてみようか?」
いいことを閃いた、とでも言わんばかりに陸斗が告げる。
「あーーー…でも、文系科目担当じゃなかった気もする…」
「ま、そうだけどさ。もういいじゃん。」
なぜ陸斗が講師である灰谷の連絡先を知っていたのかは聞かなくて正解だろう。
「………意味が、わかったよ。」
「え?そうなの?何だった?」
海斗が、読んでいたお気に入りの漫画から目をあげた。
「え〜〜っとね、結論から言うと…」
「(わくわく、わくわく。)」
「多分、宮沢賢治の作品に出てくる擬音だろう、と…」
正直、え、と思った。
「え、『銀河鉄道の夜』の?」
「うん。」
「そうなんだ…まあ、何はともあれ、疑問は解決したし、ありがとね!」
「んー…」
このとき、コレは言わなくてよかっただろう。
『海斗も、よく宮沢賢治の擬音は使ってるけどね。』
という言葉は。
あとがき
宮沢賢治は独特な世界観で有名ですよね。
島津くんは、かなりツラい経験したので、宮沢賢治ぐらい面白い作品読まないと心のキズ癒えない気がするし…