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23
「……」
ぼーっと虚ろな目で何処かを見つめる君
いつか一瞬で消えてしまいそうで
怖くて
例えば君が明日死ぬなら
僕は今から笑って飛び込めるだろう
あなたを思いながら
あなたと共に向こうで居れるなら
二人以外の時間を想うと
どうしようもないほど
胸が痛くなるよ
俺、君が居なくなったら
どうなっちゃうんだろうね
「!」
後ろで見つめていた俺に
気づいた彼が振り向く
「マナ、」
『…ん?』
「……やっぱいいや」
ふわっと悲しそうに笑った彼の顔は
胸の奥を刺した気がした
眠そうな目
「~~~~~ふぁあっ…………」
大きく伸びて欠伸をする天使のような君は
天使なんかじゃなく
人間ということを証明している気がする
強がる癖
『…大丈夫?』
「ッ~~~っ!!…だいっじょうぶッ…///」
抱き合う時は
甘くなる声も
「ッあぁ゛ッ!!!♡」
「っまなッ…まなぁ゛っ!♡」
全部全部もう
僕だけがいい
君のそんな一面を見れるのは
俺だけなんだ
他の人に知られるのは
絶対に嫌だ
そんなの考えるだけで
苦しいよ
お願い
俺だけって言って
本当に
君は
ずるい
ずるい
ずるい
ずるい
ずるい
人だ、もう
俺のものなのに
他の人に尻尾振ってさ
「……マナ」
わがままな君の中で
「……束縛 酷くなってない…?」
綺麗に腐った罰
『…え?笑』
聞いて
「マナ」
聞いて
「ッマナっ!」
聞いて
「待ってっ」
聞いて
「いや、っやめッ」
聞いて
「っ…まなっ」
「……」
「聞いてよ…」
お願い
優しく抱いて
優しく抱いて
「優しく抱いて…っ」
『何で、何で何で何でッッッッッ!!!!!』
『何で他の奴見るん???』
『俺だけやんな?なぁ!?!?』
「~~~~~ッまぁ゛なッッッ゛
っぁ゛、ッや ッッいだ゛ぃッ…!!!♡」
『痛くないから』
『もっと啼けや』
俺の心の傷の方がもっと痛い
仕方がないとわかっているけど
この愛しさを独り占めしたいよ
君みたいな天使が舞い降りて来たなら
虜になるのも当たり前だよね
だけどさ
それはやだな
他の誰かの頭の中に
君がいるなら笑顔で潰して回ろう
俺だけ
俺だけしか君を知らない
そんな世界に
好き嫌いもそう
『ライの皿これ少なない?』
『ライこれ好きやんな、』
『あげるわ』
「っえ、いいの?」
『ええで、食べり』
「よっしゃ、ありがとうマナ!」
「まなぁ……」
『あ、あかんでトマトもちゃんと食べな』
「絶対やだ!」
『……』
『しゃーないな、食べたるわ』
「!!やった、マナありがとう!」
他愛の無い会話
ありがとう
その一言が聞きたくて
君の皿にはいつも
好きなものは少なく
嫌いなものは多く
内緒だよ
少し丸い手も
『可愛ええ手やな』
「………」
銀色の手錠が良く映える
可愛くて丸い白い手
顔を汚すとちょっと
怒るところも
「ッマナっ顔は、っ…///」
『ええやん別に…♡』
全部全部もう
僕だけがいい
俺だけ見ててよ
他の人を見るなんて
考えるだけで
苦しいよ
お願い
君は
ずるい
「おかしいよ」
ずるい
『何が?』
ずるい
「全部」
ずるい
「全部」
ずるい
「全部全部全部全部!!!」
人だ、もう
『はぁ?笑』
『あぁ、もう 煩いなぁ゛…』
「…ッ」
そうやってすぐ
圧だけで解決しようとするよね
ずっと好きだって言われ続けてきたけど
俺が思ってる“好き”じゃない
酷く苦しい
そんな醜い感情
いらない
『俺はおかしくなるくらい
ライのことが好きやで』
にっこり笑った
彼の顔
貼り付けたような
笑みが
苦しい
愛情は君の中で
醜く育ったな
聞いて
『ライ』
聞いて
『ライ~』
聞いて
『……』
聞いて
『おい』
聞いて
『ライ』
聞いてよ
「ッは、」
『何勝手に寝とん』
「っちが、ッぁあ゛っ♡♡」
お願い
もっと
激しく啼いて
足りない
激しく啼いて
もっともっともっともっと
『激しく啼いて…♡』
俺の愛情
分かってくれるやんな?
歯止めのない
妄想と暴走
どこからどこまで
俺のことを知ってるの?
君への愛情
全部受け止めてくれてるよね?
俺はおかしくない
おかしいのは
君の方だよ
言えないことも
全部したいよ
まだ、
まだ俺の願望は叶ってない
まだもっと君の
奥を
まだいけるはずなのに
可愛いその
表情で僕の
ことを殴って
壊して
ねぇ?
君に殴り殺されるなら本望だ
殴ってよ
その顔で
笑ってる顔のままで俺のことを壊して
だからさ
笑ってよ
君は
ずるい
ずるい
ずるい
ずるい
ずるい
人だ、もう
『笑ってよ』
「……」
わがままな君の中で
「もう 笑えないよ」
綺麗に腐った罰
聞いて
聞いて
聞いて
聞いて
聞いて
『…聞いてよ』
「聞いてるよ…っ」
お願い
優しく抱いて
優しく抱いて
優しく抱いて
ぎゅっとしてくれ
その可愛い手で
ねぇ
君に殺されたい
僕を壊して
僕を壊して
僕を壊して
僕を壊して
僕を壊して
僕を壊して
僕を壊して!!!!!!!
その可愛い手でさ
君が壊して
『ちゃんと握って』
「ッ…やだっ!!」
「こわいっおかしいよッマナ…っ」
『俺はライに壊して欲しいんよ』
「っ…正気じゃない、死にたいの!?」
『うん』
君には俺と言う一生消えない罪を
背負っていってほしいから
これで忘れられないよね
『いくで?』
『俺の心臓はここ』
『ちゃんと狙ってな』
銀色の刃物が
俺の胸を
「~~~~っやだっやだやだやだっ!」
「離してっ!!!!!」
『せ~の』
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