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「おわ…っちゃったね、」
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互いの顔を見ること出来ずに、数十秒間の沈黙が流れる。
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国が、不老不死では無くなるとはどういうことなのだろう…、そもそも、そんなことは可能なのか?、
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「…、まだ焦ることはない。俺達以外にも6カ国が囚われていると言う事は、内部で助けを求めるのも可能だろう、」
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「一理ありますね、しかし、連絡手段が何処にも、、」
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不安は募るばかりで、沈黙が起きる度に、重々しい空気が一層酷くなる。
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「あの変な奴、同胞をいたぶるって言ってたよね…?しかも、戦いとか言ってたし、」
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「…ですね、一番可能性が高いのは、9カ国がランダムで3組に別れて……その………」
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「…無理に言わなくても良い、まずは状況を把握し、次にする行動を考えるのが優先だ…。」
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「……ええ、それで間違い無いでしょう…。」
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フランスが、下を俯いて、フルフルと身を震わせる。
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…フランスさんもこの状況が怖いのでしょうか……。なんせ、この爺でも生きている中ではこんなこと一度も経験したことが無いですし、フランスさんなら尚更……
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「…もー!!辛気臭い雰囲気お兄さん嫌いって言ったよね?!」
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「「!?」」
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「大体、9カ国居るってことはあの体力馬鹿共も居るんだし!一般人なんか屁でもないでしょーが!!」
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「お兄さんは!帰って愛しのべべちゃん達とちょめちょめするって決めてるから!」
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考えても居なかった返答に、思わず私とドイツさんはぽかんとなってしまった
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「ぷ、ふふ、そうですね。それも一理あります。 」
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「はあ…貴様と言う奴は緊張感と言うものが無いのか……。」
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やはり、彼も国だった。
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「さて、助けを呼ぶも何も、まずはここから出なくてはならないと言う訳ですが…」
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ちら、と鉄格子を見て様子確認する。しかし、鉄格子には鍵が掛かっているようで、こちらからでは開けられないだろう
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その鉄格子の奥には、暗闇が広がっており、道は一方通行みたいだ。
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「どうだ?開きそうか??」
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「…こちらからでは難しそうですね…」
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「う〜ん…出なきゃブラウン管のあいつも俺達もどうにも出来ないと思うんだけ_」
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「「…えっ??」」
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