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何とか平静を保ちながら校舎へ入った私は一人になれるところが思い付かず、人の出入りの少ない女子トイレの個室へと駆け込んだ。
良平君は私の事男子だと思ってたんだ。
たまに間違えられる事あるけど、気付かれないものなんだなぁ……。
それに良平君が男の人が好きだったなんてそれも知らなかった。
女の子との噂しか聞いた事なかったけど良平君格好良いし、優しいから女の子といるところ見られて勘違いされてたのかな？
良平君みたいな格好良い男子から好かれたと思って浮かれちゃった……。
なんだか笑えて来る……。
男子に間違えられたり、“カイ君”っていうあだ名で呼ばれても何とも思った事なかったのに。
良平君に間違えられていて、良平君の恋愛対象から外れてしまって……それだったらいっその事本当に男子になれたらいいのにとさえ思う。
良平君のこと憧れだと思ってたけど……
私、＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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