学校の片隅でひっそりと息をひそめていた。周囲の目を避け、誰とも関わらないように過ごす毎日。
クラスの中での存在感はほとんどゼロで、陰キャの部類に入る自分をどうしようもないと感じていた。
いじめられ、笑い者にされることが日常になり、何度も心の中で呟いたことがあった。
na「こんな世界があったらいいのにな。」
すべて空想。所詮は想像だ。現実がどうこうなるわけじゃない。
誰も自分を理解してくれなくて、ただ孤独に過ごすだけの現実から逃れるために。
その想像の中には、いつも一つの世界を作る。
現実からかけ離れた、不思議な世界。
ある日の夜。今思えば前兆だったのかもしれない。
いつも通りの生活を終えいつも通り眠りについた。
はずだったのに、、
気ずけば知らない世界が待っていた。
na「,,,は?」
na「ここどこだよ!」
見渡す限り、木、草、花。
na「俺夢でも見てるのかな,,,?」
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