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ああ、この第14話…読んでいて胸がぎゅっとなりました。和葉が初めて「選ぶ側」に立った瞬間と、それを受けて滉斗が「手放す側」の言葉を選ぶしかなかったくだり、心に刺さりましたね。「このままでいいわけがない」と気づきながら動けない滉斗と、「進まないんだ」と理解してしまった和葉。お互いを想えばこそ生まれたすれ違いが切なすぎます。この距離感、この後の展開が気になって仕方ないです。
ある日、和葉に告白してくる同級生が現れる。
まっすぐで、同じ目線で、ちゃんと未来の話ができる相手。
和葉は迷う。
滉斗のことが好きなのは変わらない。
でも——
「このままじゃ何も進まない」という現実も理解している。
そして初めて、“選ぶ側”になる。
⸻
その頃、滉斗も気づく。
和葉の変化に。
少し大人になった話し方。
自分以外の世界の話。
そして、ほんの少しの“距離”。
(このままでいいわけがない)
でも、自分から引き離すこともできない。
好きだから。
でも——守りたいから。
⸻
そして決定的な日が来る。
和葉が言う。
「ねえ滉斗、私…告白された」
空気が止まる。
滉斗はすぐに理解する。
「ああ、そうか」
それしか言えない。
本当は引き止めたい。
でも、それをした瞬間——
自分は「和葉の未来を奪う側」になる。
だから言う。
「いいやつなら、大事にしてもらえよ」
完全に“手放す側”の言葉。
和葉はその言葉を聞いて、初めて理解する。
(ああ、この人は本当に進まないんだ)
優しさじゃなくて、“選ばなかった”んだって。