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緑紫
R18
🍵「俺、いるまちゃんのこと好きなだよね」
📢「は…?」
予兆など一切無しに、突然告げられた。
その言葉は、初めて俺の中ですちを意識させるものとなった。
📢「な、何言って…」
🍵「本気だよ、俺」
何が本気なんだよ。
本当に意味がわからなくて、すちの言葉が頭の中をグルグルと駆け巡る。
俺は呆然とソファの隣に座るすちを凝視することしか出来ない。
どうやら、俺の思考はショートしてしまったみたいだ。
🍵「訊きたいこと、ある?」
穏やかすぎるほどに静かなすちの表情は、何故か俺を魅了する。
訊きたいことなんか、山ほどあんだよ。
今になって、あまり意識してこなかったはずの、すちの綺麗に整った顔を見つめたことを後悔した。
目が離せなくなる。
📢「いつ、から…」
いつ、とか今は絶対どうでもいいのに、俺の脳みそは簡単なことしか考えられない。
ばか。
もっと知りたいことあんだろ。
🍵「んー…気付いたら、って言うのが正しいのかなぁ?」
くだらない俺の質問にも、特に反応も示さず、淡々と答える。
🍵「でも、好きになってから、1年以上は経ってるかな。」
📢「…へぇ、」
すちのアンサーに対しても、俺は大した言葉を紡ぐことが出来ない。
🍵「それで?」
まだ質問はあるか?と言う意味だろう。
俺はもっとマシな質問を探す。
📢「ぇーと……なんで、?」
なんで、俺なんかを好きになるのか。
そりゃ俺だって、人を好きになったことはある。
女と付き合ったことだってあるし、そこそこモテてきた人生だと思う。
すちだって、女と付き合ったことくらいあるはずだ。
ましてや、このスペックの男がモテないわけない。
🍵「ん〜…難しいなぁ…」
わざわざ俺を選ぶ理由も必要も、全くないのだ。
🍵「いるまちゃんは、トクベツだよ?」
それは、どういう意味だろうか。
これ以上訊いていいのか。
深堀りをしていいのか。
イマイチ表情が読み取れなくて、戸惑ってしまう。
📢「答えに、なってねぇよ…」
🍵「そうだねぇ…」
突然 、ソファに置いてあったすちの手が、俺の指を絡めとる。
意外とあったかいんだな。
すちの体温がじんわりと、俺の指を通して伝わってくる。
🍵「いるまちゃんは、嫌だ?」
📢「へ、?」
やっと、すちの表情が変わった。
少し不安そうな瞳をしている。
🍵「こうやって、俺と手を繋ぐのは嫌だ?」
ジッと見つめられる。
吸い込まれる。
その訊き方はズルいだろ。
嫌だ、なんて思うわけない。
大切で、大好きなメンバーだ。
📢「嫌じゃねぇよ…」
すちは露骨に安心した顔をした。
🍵「良かった…俺、いるまちゃんのそういう優しいところ、大好きなんだぁ」
“大好き”
俺だって、すちの優しいところは大好きだ。
でも、それはメンバーとして… だよな?
すちは違うってことだろうか。
📢「俺だって…すちの優しいとこは…好き、だよ…」
🍵「え、」
📢「でも、俺とすちの“好き”の種類は別のものだよな?」
否定して欲しかった。
ここで、この変な空気を終わらせてしまいたかった。
今ならまだ、いつもみたいな楽しく話して、二人で笑い合っている日常に戻れた気がする。
🍵「んー…分かんない」
すちは眉尻を下げ、申し訳なさそうに言う。
俺のぶつけた疑問は、否定されなかった。
🍵「いるまちゃんの気持ちは、いるまちゃんにしか分かんないよ」
不意にすちが、ぐっと顔を近づけた。
心臓がどきりとした。
この心音は、ただの驚きから来る反射か、はたまた恋愛感情なのか。
もう俺は、冷静な判断が出来なくなっていた。
いるまちゃんがずっと困った顔で、俺を見つめてくる。
そりゃそうだ。
いるまちゃんが否定して欲しかったであろう言葉を、俺は否定も肯定もせず、いるまちゃんにそのまま委ねたのだ。
📢「そっか……」
顔を近づけたら、いるまちゃんの香水の香りを強く感じた。
モテそうな匂いだなぁ。
まあ、今は女の子が近づく香りじゃなくて、俺をより興奮させる香りでしかないんだけどね。
🍵「いるまちゃん、」
指をより深く絡ませ、顔をもっと近づける。
キスしちゃいそうな程に。
📢「ちょ、」
いるまちゃんは、繋がれていないもう片方の手で、俺を制止して、顔を背ける。
🍵「いやだ?」
📢「やだって言うか、」
🍵「俺のこと、嫌い…?」
いるまちゃんは言いづらそうに、遠慮がちに言葉を紡ぐ。
📢「き、嫌いなわけ…ないだろ、っ」
🍵「そっか、」
あと少し。
📢「え、」
俺はいるまちゃんを、そのままソファに押し倒した。
🍵「好きだよ。ほんとに」
瞳が零れ落ちちゃいそうなくらい大きく見開いたその目は、しっかりと俺を捕らえている。
📢「…ぁ、…ぅん」
その返事は、俺を受け入れるってことで良いんだよね、いるまちゃん?
📢「はッ、すちっ/」
名前を呼ぶことしか出来ない。
ハジメテの感覚が気持ち悪い。
気持ちイイのかそうじゃないのか、よく分からない。
📢「ぅ、〜〜ぁッ…/ ♡」
自分からこんなに甘ったるい声が出るなんて、知らなかった。
知りたくもなかった。
🍵「いるまちゃんッ、♡」
名前を呼ばれる度に激しく突かれる、その肉棒は、止まることなく出し入れを繰り返す。
気持ち悪いのに、快楽に負けそうで。
逃げたいけど、足になんてとっくに力が入らなくて。
繋がれた手を離さないように握ることが、今の俺の精一杯だ。
📢「ッ〜〜、、/」
拒めなかった。
すちを拒否したら、今までの関係が壊れそうで怖かった。
🍵「すきだよッ、♡」
優しくて熱い声音が俺に投げかける。
いつもより吐息を多く含んだその声は、俺の嬌声に負けず劣らずで、甘ったるい。
俺が見つめると、視線に気付いたすちが唇にそっとキスを落とす。
そして、俺の髪を掬って撫でる。
そこにあるのは、確実に“愛”だと思った。
気付いたら、俺は揺られながら 頭の中で、ぼんやり考えていた。
悪くねーのかもな。
すちは優しいし、なんでも出来るし、可愛いとこもあれば、ギャップもある。
何より良いヤツ。
こんなやつが、俺のことを好いてくれるなら、それも良いのかもしれない。
別に、俺は男色ではない。
でも、すちは嫌いではない。
お互い活動に真剣だから、そこは弁えられる。
📢「すち、//」
さっきとは違う。
すちだけじゃなく俺の声にも熱を孕んでいる。
🍵「っ、♡」
そんな俺に気付いたのか、すちが嬉しそうに目を細める。
きっと、拒否をするより、受け入れてしまう方が楽だ。
📢「ぅ、イきそッ、//」
身を委ねたからだろうか、急に感度が良くなった気がする。
🍵「うん、イって♡」
すちが俺の肉棒を握り、上下に動かす。
📢「〜〜〜っ、//」
耐えきれなくなったように、先端から白い液が溢れ出す。
そして、俺から出たその白濁液をすちが舐めとる。
満足そうな瞳をして。
🍵「上手にイけたね♡♡」
俺の頭を撫でていた手が、スルスルと降りてきて今度は俺の頬を撫でる。
📢「はっ…ん、…/」
乱れた呼吸を整えるように息を吸う。
🍵「いるまちゃん…痛かった?」
正直に頷くとすちは眉間に皺を寄せて、俺を抱きしめる。
🍵「ごめんね…次はもっと慣らしてからにしよっか……」
次、があるのか…。
すちの男らしい腕に抱かれ、ぼんやり考える。
📢「すち、あったかいな…」
俺の腕の中にいる、いるまちゃんが呟く。
🍵「え、」
華奢なその腕が俺の体に絡みつく。
📢「んだよ……悪ぃかよ…」
少し不貞腐れたような、でもどこか不安そうな声が聞こえる。
🍵「ぅ、嬉しいに決まってんじゃん!!」
ギュッと抱きしめる力を強めると、いるまちゃんの骨ばった体を、より鮮明に肌で感じる。
これ以上、力を入れたら折れちゃいそうだよ。
🍵「いるまちゃん、大好きだよ…」
📢「……おぅ、」
いるまちゃんが俺の肩に顔をうずめて、小さく「おやすみ」と呟いた。
ダメだよ、いるまちゃん。
いるまちゃんってば、押しに弱いんだから。
そんなんだから、お人好しって言われちゃうんだよ?
よく言うでしょ?
押してダメなら、
“押してみろ”
ってね。
あれ、違ったっけ?
まあ、どうでもいっか。
いるまちゃんはもう、俺のモノなんだから。