テラーノベル
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キャラ崩壊があると思います!
通報は🙅♀
春が過ぎて、夏が来る。
その繰り返しは、変わらない。
でも、少しだけ違う。
体育館に立つ人が、少しずつ変わっていく。
それでも──
コートの空気は、あの頃と同じだった。
「おーい、早く来いよ!」
田中の声が響く。
「うるさいです」
月島がいつも通り返す。
「はいはい始めるぞ」
澤村がまとめる。
その空気は、もう“完成したチーム”ではない。
でも、“続いているチーム”だった。
ボールが上がる。
ドン、ドン、と音が続く。
そのリズムは、少しだけ続く。
でも、止まらない。
影山はトスを上げる。
その視線の先には、もう“空白”はない。
あるのは──
「繋がる場所」
「行くぞ!!」
田中が跳ぶ。
ドン!!
ボールが跳ぶ。
ボールが床に落ちない。
誰かが必ず拾う。
それはもう、技術じゃなかった。
習慣だった。
休憩時間。
誰かが言う。
「なぁ」
山口
「日向ってさ」
その名前が出ても、空気は変わらない。
誰も驚かない。
「まだいると思う?」
「でも、いないかもしれないし」
「どっちでもいいよ」
その言葉を、誰も否定しない。
影山は、ボールを見ている。
そして小さく言う。
「……いる」
それだけ。
理由も説明もない。
でも、それでもいい。
夜。
体育館の明かりが落ちる。
ボールが一つ転がっている。
誰も拾わない。
でも、それは放置じゃない。
「また明日使うから」
そんな空気だった。
風が吹く。
ほんの少しだけ。
誰もいないコートの真ん中が、揺れる
そこに誰かがいた気がする。
でも、誰も振り返らない。
もう分かっているから。
“いなくても、続く”
それが、このチームだった。
そして、
それでも──
バレーは続いていく。
出すのが遅れてごめんなさいm(_ _)m
これにてこの作品は終わりです!
もしかしたら番外編を出すかもです!
コメント
5件
いつも通りうまい……怖い…私よりも遥かにうまい…番外編など、無理せずに自分のペースでいいので楽しみにしてます!!
うわあ、最終話……読み終わってじんわり温かい気持ちになってます。タイトル「それでも続く」がもうそのままで、言葉が少ないのに描写のひとつひとつが胸に刺さりました。影山が「……いる」ってだけ言うところ、説明しないところがすごく好きです。誰もいないコートが揺れるシーンも、ああいるんだなって思えて。キャラ崩壊とか一切感じませんでした。このチームの空気、本当に素敵でした。番外編、楽しみにしてます🌸