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もぐもぐ
2人の男が食卓を囲む。誰が見ても得はしない。目玉焼きが乗ってるトースト。俺は目をキラキラと輝かせる。
ガブリっ
「…、…おいひくない…、」
そんな事を言ってももう1人の男は何も喋らない。
トーストはパサパサしている。見た目だけが美味しい。詐欺だ。
食べ終わって食パンの賞味期限を見てみる。
20××年1○月2△日
今日のカレンダーを恐る恐る見てみる。すると、
「っ〜!!こ、これ!!ちょっと桃ちゃん!?賞味期限切れてる食パン彼女に出さないでよ!!わざとでしょ!!詐欺だ〜!」
なんて俺はそんな事を言うが、賞味期限切れても実際はそんなに気にしない。だってまた新しいの買えばいいんだもん。
「…まあ、わざとじゃないならいいけど、それに、また買えばいいし。」
「…っなんて、嘘でしょ?」
聞いても相手は目を逸らす。ああ、言っていることは本当の事なんだ。
「…い、いよ?俺は気にしないよ!やっぱり、桃ちゃんと別れるのは悲しいけど、桃ちゃんが幸せになるなら、ね?」
俺は知っている。この男は浮気している。顔の良さ、性格の良さに目をキラキラと輝かせていてもいつか腐るものは腐るんだから。
でも、
「…っ」
悲しいものは悲しい。泣いてしまうものは泣いてしまう。
なんて俺はそんな事を言うが、” 賞味期限 “切れていても実際は気にしない。だって、
「たま新しいの買えばいいんだもん。」
解説┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
作者でも解説不可能(語彙力皆無)
一応チャットノベルの「賞味期限」のリメイクです。
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