この作品はいかがでしたか?
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「…やっぱり」
植物の精霊、ハルは黄緑の翼をパタパタさせながら、色の無くなった植物を見ていた。
「はぁ…おかげで私の力も少し弱まるし…」
黄緑の瞳を隠し、また見せて呆れたように瞬きをする。
「それより、情報を探しましょうか」
ハルは手を伸ばし植物をはやす。はやした植物は色付きだったものの、すぐに色は無くなってしまった。
「…!色無しがいるけど…暴走してない?」
ハルは物陰に隠れ、その様子を見ることにした。
色のない二十歳後半ほどの女性は冷たい視線を誰かに向けていた。誰かに視線を送っていたのはわからなかったが、視線の先には、青みがかった髪色で服は黒で、青色で黄色の模様の入ったの布をベルトで腰に巻いた、夜空の星のような服をした女性、色付きの人だった。
「色付きだけど…今は出れないな…」
「やほ!何してるの!」
そう元気に挨拶したのはノゾミだった。
「しずかに!」
ハルは色のない女性と色付きの女性を指した。
「え?色付きまだいたんだ!」
「でも今回の色付きはちょっと違そうよ…」
ハルとノゾミは静かにその場を離れ、フォロベイダとムム、アイカにその話をした。
フォロベイダからも何かあるそうだ。
コメント
1件
今回もめちゃくちゃ良かった!!!! 色付き…生き残りがまだ居たんだね。 まぁ…敵だったら◯すまで。 うーん、面倒くさいけど 植物の色ってこうして パパーんってしたら色がつくよ!(?) 次回も楽しみに待ってるぜ!!!!