コメント
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すごく好きです…!ありがとうございます!!応援してます!
※nmmnのルールを理解している方のみ先へお進みください
※解釈違い注意
※国語力、語彙力がチリ以下のため間違った言葉の使い方をしている箇所があると思
※誤字あるかも💧
初書きですので色々と「え?」となる点があると思いますがミジンコを見る気持ちでお許しください🤦🏻♀️
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⚠️毎話ですがここ↓読まないと⚠️ 理解しにくいです
lrfw - 💸🥂 × 🥂✨
二人の関係↓
22ロレと28不破は恋人。17の不破とは両想いだけど恋人ではない。
自分の気持ちに↓
ロレ、自覚あり 不破、自覚あり
・不穏要素あり ・感動より
※都合のいいように実際とは異なったものに改変している箇所があります
※自分が九州育ちのため関西弁と九州弁が混ざっているかもしれません。エセ関西弁注意です。
START
「 身体大丈夫?お風呂行く?」
「 もうすぐ戻っちゃうんやろ?俺。やったら風呂入るんも意味ないやろ。それにあと少ししか一緒におれんのやし最後までぎゅってしとってよ。少しでも長くろれを感じてたいんよ、、 」
「 わかった。ごめん、湊 」
「 謝らんでよ、、俺のこと抱いたの後悔とかせんとってや。俺はせんから。けどなんで今会っちゃったかなぁ、俺が、俺がっ、大人になった俺やったら、、普通に出会えとったら、、、 」
俺の腕の中で子供のように泣く湊にかける言葉がみつからない。
「 消えたくない、忘れたくない。ろれと一緒がええよぉ、 」
「 ごめんね、ごめん 」
「 、、、ごめん、謝らせたかったわけやないんよ。やからそんな顔せんとって?どうしようもないことやってのはわかっとるから俺も。ただ最後まで甘えさせてよっていうあれやから、、そういうやつやから、、、// 」
「 うん。いいよ、最後まで。湊の好きにして?」
「 あたりまえやろ?この短い時間だけでも責任取ってもらうんやから、ッもうろれのせいで俺、泣き虫になっちゃったやんか。高校入ってから一回も泣いとらんかったのに。ろれと再会してからもう何回泣いたかわからん 」
「 俺のせいか、流石に。けど俺がいなくなってからもちゃんと泣きたいときは泣くんだよ。俺のせいにしていいからさ 」
「 、、うざぃ、//あ、ほんまは俺の方が年上なんやろ?やったらそんな生意気なこと言わんとってや、?// 」
「 はは、今の照れる要素あった?でも確かに照れ屋さんなところは大人の湊と変わんないね? 」
「 、、比べんとってよ。まぁ、先に歳の話出した俺が悪いんやけどさ 」
「 ごめんごめん。もう言わない 」
「 ろれ、俺のこと忘れんとってね。俺は消えちゃうし、忘れちゃうし、もう会えへんけど。でも俺の初恋はろれやし、本音を話せたのも、触りたいって触れてほしいって思ったのも、こんなに好きで好きでたまんなくて頭ん中いっぱいになったのも全部、全部ろれが初めてで、ろれだけやから。やからちょっとでええから、これから先の人生そっちの俺だけやなくて俺のことも愛して。ほんま、、ほんまに少しでええから 」
「 俺もこんなに離したくないって傍にいたいって思ったの湊が初めてよ?それに湊は湊だよ。少しなんかじゃ俺が足りない。これまでもこれからも湊の全部を愛してる。湊が俺のこと忘れちゃっても、消えちゃっても、もう会えなくても、それでもこれから先の人生、湊を好きでいさせて。愛させて。湊を想わせてよ 」
「 ッ、、しゃーないなぁ。そこまで言うんやったら一生俺のこと想わせといたる。よかったなぁ 」
泣きながら幸せそうに笑う湊が眩しくて愛おしくて仕方なくてもう一度と強く抱きしめる。
「 にゃはは、そんなに俺のこと好きなん?そんな力入れられると流石の俺も苦しいで?」
「 じゃあ、やめようかな。湊が嫌がることはしないよ 」
「 え、?ぃ、いやとは言っとらんやろ//もぉ最後なんやから意地悪せんとってよ// 」
「 ははっ、ごめんじゃん。湊ハグ好きだもんな。ほらおいで 」
「 わかっとるんやったらわざわざ試さんで。少しも離れたくないって言ったやろ// 」
「 ん、もうしないって 」
湊は俺の肩口に顔を埋めてぎゅっと力を込める。全然こちらを見てくれないから湊の心情が読め取れない。
「 もう泣き言は言わんよ。こんだけ愛されとるって自覚させられちゃ言えんしな笑 」
もうすぐ湊がバグにかかってから48時間が経つ。心臓がうるさくて激しく動いている鼓動が自分のものなのか湊のものなのかそれとも二人のものなのかそれすらもわからない。
「 そろそろ逝こっかな 」
「 え、ぎりぎりまで最後まで傍にいるって、 」
「 うん。最後まで、俺が元の俺に戻るまでずっとこうしとって 」
「 な、んで自分から終わりに向かうんだよ、、 」
「 、、あんね。ろれ、俺もうほとんどろれが見えとらん。ろれと目あわせらんない。心臓の音もさっきまでどきどきうるさかったのにもうそれも聞こえへん。実はちょっと前からろれの声も聞き逃さんようにって頑張っとったんやけどもうだめそう。ごめんな 」
「 っ、だから全然こっち見てくんなかったの、もっと早く言ってよ 」
「 言えんって、こんなん笑、、 」
完全に俺の声が聞こえなくなる前にもう一度伝えよう。もう視線は交わらないがそれでも湊の目をしっかり見て。
「 愛してるよ、湊 」
「 もっと言って、もっと俺の名前呼んで?ろれ。忘れられんくらい 」
「 愛してる。これからもずっと。どうか忘れないで、湊 」
「 俺もろれ大好きやで、愛しとる 」
「 すき、湊。俺も大好きだから、 」
「 ん、知っとる 」
俺は真っ直ぐ湊を見つめているのに一度も目が合わない。最愛の人に自分を見てもらえないってこんなに辛いものなのか。
「 ろれ、最後のお願い。聞いてくれる?」
「 あたりまえだろ。なんでも叶えさせて 」
途端に湊と視線が交わり湊が俺を捉えた。湊のひんやり冷たい両手が俺の頬を挟み優しく撫でる。
「 俺ってね、夏も冬も朝も夜もずっと冷たいんよ。やから最後はろれが
あたためて、
とかして、
抱きしめてよ。
そしてろれの腕の中で
俺を殺して
」
“湊”と同じ言葉を口にした”湊”にまず驚いた。そしてその後の言葉。酷く冷たい恐ろしい言葉のはずなのに儚く一筋の涙を流して”幸せそう”に笑う湊のせいでその恐怖は少しも感じない。それなのに俺の目からも涙が溢れた。
「 、、っ、安らかに眠れよ 」
泣いてることがわからないよう震える声をできる限りいつも通りにする。目が見えていない湊はやっぱり俺が泣いていることには気づかなかった。
「 ありがと、ろれ。あ、あとやっぱ元の俺に戻ったあともしばらくこうしとって 」
「 ん、わかった 」
やっぱ不破湊という人間は基本が天然でヘラヘラ笑ってる奴だ。湊の色んなところを見てきたが結果そう思った。けどその湊の笑顔の裏には沢山の秘密と笑顔とは異なった感情が隠されている。今から自分はこの世から消えてしまうというのに幸せそうに笑っている。この笑顔には秘密も幸せ以外の感情もなにも隠されていないと俺は知っている。だから俺ももう泣き言は言わない。けどもう一言だけ言わせて。
「 愛してる 」
返事はもう返ってこなかった。
そして、ぎゅっと俺を抱きしめていた腕から力が抜けたのがわかった。それでもしばらくこうしててと言われてしまったし俺は湊を抱きしめ続けた。今度はなんの音も立てず控えめに白い煙が舞って元の湊に戻った。まだすやすや眠っている湊を見て俺はまた涙を流した。安堵だとかもう二度とあの頃の湊には会えないんだとか色んな感情がごちゃまぜになる。それでも1つ明確なのはどちらの湊も俺が一番愛している湊ということだ。
「 さよなら、湊
そして、おかえり 」
1話1話タイトルをつけてみたので暇な時にでももう一度見てみてください(_ _;)