テラーノベル
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トントン「そのまま動くなよ。」
エミリア「!!」
何?
何故私の肩に銃弾が….?
そうだ。トントンさんを監視室へ置いた事を忘れていた。
この廊下へ1番近いのは監視室。
監視カメラを壊した瞬間に追いかけて来たのなら、追いつく事などたわいもないだろう。
トントン「….持っている武器を捨てて手を上げろ。」
エミリア「….」
顔を見られてはならない。バレてしまう。
いっそ総領室に入って人質に….
トントン「….そのドアノブを総領の許可なく回せば電流が流れる。」
トントン「これは総領と書記長である俺しか知らない事だ。」
エミリア「なっ….!?」
知らなかった….!!やはり計画が早すぎたんだ。準備が足らなすぎる!
詰みだ。どうしようもないのではないだろうか。
胸元の交信機「….聞いているか?NO.××」
エミリア「….なんでしょうか。」
胸元の交信機『失敗は許されない。』
エミリア「….!!」
….そうだ。まだ手はあるはず。トントンさん1人なら倒すまでは行かずとも、抜ける事は出来る。
幹部全員が来る前に抜けよう。突破口はあるはずだから。
トントン「!?」
トントン(銃を構えて撃つ)
一直線の廊下だが、銃口が見えていれば避ける事は可能だ。
トントン「….!!、くそっ!!」
トントン「なんや….?なんで近づいて….」
エミリア(トントンと更にできる限り近づく)
トントン(もう1発撃つ)
…..これで5発。私の肩の銃弾を合わせれば6発。あの銃はリロードの時間がいる。
トントン「………お前っ!!」
エミリア(壁を上手く使いトントンの背後へ回ると、トントンの後ろの服を掴んで倒した。)
トントン「うおっ!?」
エミリア「….」
勿論ここまで来れば顔はバレる。
…..わざわざ変装したのにな。
さて。さっさと行かなければ。
トントン「….ロボロ」
トントン「そこの壁落とせ。」
エミリア「わっ….!!」
何!?目の前に壁が….
トントン「….ここはお前が全然知らんギミックがまだ山ほどある。」
トントン「どうや?手負いのお前と無傷の俺。俺が他の奴らが来るまでお前の足止め出来んと思うか?」
エミリア「….上等だ。」
エミリアの体は小さいが、小さいからこそ出来る体術が昔から得意であった。
自分よりも体の大きい奴らを幾度となく倒してきたエミリアだったが、今回はそうとは行かなかった。
肩に灼けつく傷を持ち、舞台は一直線の通路。
….少々分が悪い。けれど他に何もする事が出来ない。
トントン「….お前ってこんなに動けたっけ?」
エミリア「…..知らない。」
トントン「そうか?」
エミリア「….」
トントン「胸元にある機械はなんの機械や?」
エミリア「….関係ない。」
トントン「関係あるわ。それ壊せばええんか?」
….?壊す?どうして?
エミリア「….交信機器ですよ。少々使い勝手は良くないですが….」
…..というかこんな事をしている場合では無い!早く外へ出なければ!
エミリア(トントンのみぞおちに回し蹴りを入れる)
トントン「!!」
110
350
17号
ぐらついた!….今のうちに….
エミリア(すぐ側の窓を撃つ)
トントン「おい待っ….」
エミリア(窓へ走る)
胸元の交信機「…..脱出出来そうか?」
エミリア「………恐らく。」
胸元の交信機「分かった。」
トントン(エミリアが話してる間に、エミリアの腕を引っ張る)
もう….しつこい!!
エミリア(パッと後ろを向く)
エミリア「….」
….無理だったか……..。
エミリア「….私を殺しますか?」
ねぇ、皆さん。
エミリア「はぁ…..」
幹部は全員武器を持ってる。
話し合い…..か。
試してみる価値はあるかもしれない。
鬱「珍しいやん。トントンがそんなに苦戦する相手見つけんの。」
ゾム「….トントンが苦戦しとるって言うから来たんやけど。」
ゾム「なんでエミリアが俺らに銃向けとん?」
トントン「…..」
鬱「…..まぁ、敵なら……」
…..どう言う?私の耳には盗聴器があるし、下手な嘘を着けば直ぐにバレる。
こんな盗聴器さえなければ。私の本音が詰まる事なんてなかったのに
エミリア「…..最初から嫌いでしたよ。」
シャオロン「…..」
エミリア「あなた達の事なんて嫌い。」
エミリア「大嫌い」
トントン「お前っ!言っていいことと悪いことの区別も着かんようなったか?」
エミリア「うるさい!!」
本音じゃない。違う。
エミリア(銃を撃つ)
!!
その場にいるほぼ全員が視線を移した。
シャオロン「うあぁぁぁっ!!」
シャオロン「いってぇっ…..!!」
ゾム「シャオロン!!」
鬱「シャオちゃん!!」
鬱「ちょっ….大丈夫か!?」
シャオロン「ちょっ…..むりかも….」
弾丸はシャオロンの肩を通過した。
胸元の交信機「….少々荒ぶり過ぎだぞ。 NO.××」
エミリア(胸元から交信機を取り出す)
エミリア「…..分かってますよ。」
誰よりも私が分かってる。
ゾム(不意打ちでエミリアから交信機を奪い取り、すぐさま離れる)
エミリア「….」
空間に銃の音が響き渡る。
それはゾムが交信機を壊した時の物だった。
ゾム「….これに縛られとったんやったら、これでええやんな?」
エミリア「….あなた達は何か勘違いをしてます。よね?」
エミリア「別に私はその交信機に捕らわれていた訳ではありませんよ。」
エミリア「ここに入った時から、元から私はこの国の物じゃなかった。」
エミリア「….でも…………いや……..」
エミリア「……..」
なんて言えばいい?何をすれば伝わる?
どうしよう….言葉には出来ない…..
何もしなければ殺される。
エミリア「…..ただ…..」
ゾム(銃を構える)
エミリア「….」
助けて。
声に出ていたかは分からない。
気づけば泣いていた。呼吸は荒く、視界は霞む。
目の前にいる幹部は全員立ち尽くして、言葉を失っている。
…….殺されよう。大人しく。
これ以上この人たちを傷つけても何も変わらない。
エミリア「…..それじゃあ。」
コネシマ(エミリアを押し倒す)
!?
コネシマ(エミリアの口に布を押し込む)
コネシマ「歯食いしばれよ?」
コネシマは私に向けて銃を撃った。
いや、正確には私の耳へ撃ったのだった。
エミリア(布を吐き出す)
いっっ…..!!
耳….!私の…..
音は!?…..聞こえる!
コネシマ「….これでようやく話聞けそうやな?」
エミリア(困惑と痛みで過呼吸になりかけている)
鬱「シッマ….!!お前何処おってん?」
鬱「1人だけ居らんし、急に出てきて暴走するし…..」
コネシマ「いやぁ、悪い悪い。」
コネシマ「エミリアの所属しとる国の研究でな?耳に超高性能な盗聴器とかって言うんを埋め込むためのもんがあってん。」
コネシマ「その研究で、埋め込まれとる奴には〜〜〜〜っていう目印があるって書いてあったもんで、さっき確認したらまあお察しの通りやった訳や。」
コネシマ「布は口ん中怪我したらやばいやろ?」
コネシマ「手口が乱暴やったんは時短や時短。」
ゾム(エミリアの首元を持って自分に近づける)
トントン「ゾムっ!」
ゾム(右手を大きく振りかぶる)
殴られるっ…..!
反射的に目をぎゅっと瞑る。
少し経っても衝撃は来なかった。
エミリア(目を開ける)
ゾム「……はぁぁ…..。」
ゾム「…..怪我人の手当てや。動けお前ら。」
その後はご想像にお任せします。
なんなら続きの物語書いてもいいよ。(コメントで教えてね!)
コメント
1件
急にオワッテゴメンネ