はい続きです、上手くかけてる自信はありません
いってら
帰るとハルが床に座って待っていた
いつもなら持ってる私が渡したファイルも持たず
「ハル?どうし__」
「あの人は?」
「え?」
「あの黒髪の長髪、誰?」
普段なら使わない言葉
ハルに違和感を持ちながら答えた
「カオルさん、エンジニアの」
「ふーん」
これで満足だと思った、いつもならそうだから
いつも他の人と会うを少しだけ嫉妬して、その人の事を話せば満足する。そうだった
なのに今日は違った
「で?その人と何してたの?」
「えッ……?」
明らかにおかしい
「何って……定期検査よ」
「嘘つかないで
あんなに親しそうに話してたじゃん」
「そんな訳ないでしょう、今のハルちょっと怖いわよ?どうしたの?」
これで何があったか推し量れると思った
いつものハルならこれで答えてくれるから
私の中のハルはそうだから
でも違った
「私の事は今いいの、いいから答えて」
「……ゅっ…」
腕を掴まれ言われた
初めての感触だった
カオルさんに診てもらう時とも違う
コーヒーを腕に零した時とも違う
今ハルに掴まれてる手は冷たくて、痛くて痛くてたまらない
痛覚は持っていないけど、そう認識しなければ耐えられないような脳への負荷
「ぅッ……ひゅ…ッ…」
私の体は勝手に人の真似事をして青ざめ、恐怖の感情を表していた
「!ごめんね!アマネ!
怖かったね……!」
するとハルの顔が変わった
優しく声をかけた
あぁ戻ったんだ
そう思った私が甘かった
「じゃあアマネが怖がらないようもう外に出ないようにしよ!元はと言えば外のカオルとかいう人のせいで私怒ったんだから!」
「……えっ?」
予想外の言葉
にこにことそれを笑顔で言ってくるハル
私の体は計算外のことに耐えきれず
ショートした
体のサーバーが復旧した頃には私は手錠で繋がれ、足枷を嵌められ、首輪も付けられていた
どう考えても、逃げられない
「アマネ!起きた?
突然気絶しちゃうからびっくりした!」
笑顔のハル、怖い、でも、好き
「寝てる途中カオルさんが来たけど追い払っといたから安心して!
ここは私とアマネだけの世界なんだから!」
カオルさん、好きだけど、ハルが言うなら私は嫌いなのかな
「アマネと私、ここにいれば誰も邪魔できないし、邪魔させないよ。」
ハルと2人、うれしい、でも、怖い
「アマネ、だーいすき♡」
もう、堕ちてしまった方が
「……」
「私も、大好き」
楽なのかもね
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