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ザーザーと波打つ海それを横目に賑わう街中、ある一人の船乗りは今日も今日とて海へ旅する。
??? [よし!準備完了!]
??? [じゃ、行ってくるな!クロ!]
??? [俺がいない間はお隣のヴァイオレットさんからご飯貰えよ!]
クロ 「ナァーン」
黒猫のクロがそう鳴くと俺は手にかけていたドアノブに再び手をかけ押す
『ガチャン』
その開閉音と共に俺は港まで歩きだす。
俺の名前はイサギ ヨイチ、しがないただの船乗りだ。
今日はカリブ海まで少し旅をしに行く
イサギ [カリブ海……ちょっと嫌だなぁ…]
俺がこう言う理由は三年前、一席の船が何者かに襲われた。その船は今世紀最大級に強いと有名だった、世間では「幽霊だ」だとか「クラーケンの呪いだ!」とか大きな話題になり散々噂されたが、正体は海賊と名乗った盗賊だったそうだ。そしてその盗賊達から時代が大きく変わり始めた、海には海賊達が船出をし。俺達船乗りは海賊達に何をされるか分からず立ち尽くしたまま旅や、漁業も出来ずにいた。だが、そのとき一人の海賊が「カリブ海のある島にはそれはそれは大きな財宝が眠っている!」と言ったそうだ。そこから海賊達はその財宝目当てにカリブ海に行くようになり、俺達はカリブ海以外の海に立ち入ることが出来るようになった。
イサギ [今じゃ、海賊を捕まえる海軍なんてのもいるからな~…]
そう言い賑わう街中を進みながら港へ着く。
??? 〈よっ!イサギ!〉
イサギ [おはよー、モブ]
イサギ [いい天気だな]
こいつは俺の船乗り友達のモブ。モブは俺が齢10の時に船に入ってきた昔ながらの大事な友達だ。
モブ 〈嗚呼!これならカリブ海にひとっ飛びさ!〉
イサギ [飛ばないけどな]
モブ 〈まぁまぁ!いいんだよそんな細かいこと!〉
モブとそんな雑談をかわしながら船出の準備を始める
モブ 〈しっかし、なんでカリブ海なんだろうな~〉
イサギ [なにが?]
モブ 〈いや、他にも俺ら行ってない海とかあるだろ?〉
イサギ [確かに]
モブ 〈!、もしかして行ってない海の波が荒かったりしてんのかな?〉
イサギ [それはあるかもな]
船長 (おい!、そこ!喋ってないで手を動かせ~!)
モブ 〈お~〉
イサギ [は~い]
船長 (よ~し!お前らさっさと船に乗れ~!)
モブ 〈出航だってイサギ!〉
イサギ [アイアイサ~]
船長 (よし!お前ら!持ち場につきさっさと仕事にかかれ~!)
そう船長が言うと俺達乗組員は颯爽と仕事に取りかかる
ちなみに俺の仕事は雑用係だ。理由はなんでもできるから、らしい
雑用係と言っても料理係の手伝いをしたり、船内の掃除や、音楽を引くぐらいの事しかやらないが。
イサギ [船長~、今日の俺の仕事ってなんですか?]
船長 (あ~、いつも通りだが、今日は掃除はやらなくて大丈夫だ)
船長 (好きな場所にいるといいぞ)
イサギ [アイアイサ~]
俺は船長にそう言い、船首へ向かった
イサギ [、、♪]
船首についた後、俺はよく耳を澄ませてみた。
そうするとどこからか風が吹いてき帆がなびく、そしてそれにつられるかのようにカモメ達が鳴き声で帆のなびく音と共鳴する。 その音の足りない所をカバーするかのように船に波が打ち、さらに綺麗な音を奏でる
モブ 〈イサギ~!〉
遠くから俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。
モブ 〈いつもの!よろしく頼む!〉
イサギ [アイアイサ~]
これから俺の少し忙しく楽しい仕事が始まる
マジで暇つぶしに作りました。
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