この作品はいかがでしたか?
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あいつはあの日死んだ。いや、俺が殺した。ボロボロで血まみれになって、それでも立ち向かってきて最後は今でも忘れられない様な悲鳴をあげて死んでいった。国は死ぬと灰になって消えていく。旧国は現国とは別の世界で生きているらしい。現国の俺は行けないしよくわかない。ただ、そこに行けるというならば、もう一度、たった一度でいいからあいつに会いたい。会って俺の気持ちを伝えたい。いつか叶うかな…
「ハーッハーッ、ッッ」
今日もまた、あの時のことを夢で見た。あいつが死ぬ瞬間。あのこちらを恐ろしいほど睨んでくるあの目。忘れられないあの悲鳴。鼻がツンとする血なまぐさい臭い。今でも忘れられない。あの日の記憶。
「ッ(ポロポロ)」
いつの間にか泣いてたみたいだ。自分で殺したのになんで俺が泣いてんだろ。あいつはもっと辛かったはずなのに…
最近はあいつのことをずっと考えてる。俺は、、俺はあいつに劣情を抱いていた。あの真っ赤で綺麗な、とても綺麗な瞳に一瞬で心を奪われてしまった。
俺はあいつに劣情を抱いていた。初めて会ったのは開国をあいつの父親に迫った時だ。父親の後ろからこちらを眺める小さく、可愛らしい子ども。顔は布で隠してて見えなかったけど歩き方とか挨拶とかそんなのだけで綺麗な人だなと思った。妙に大人びていたのも覚えてる。あと、弟が2人いたんだったっけな。
今日は国連会議がある。環境がウンタラカンタラ言ってたが、ほぼ覚えてない。また、国連に怒られる。あー、メンドクサ
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はい、読んでくれてありがとうございます。新連載です。アメ日帝、もしかしたら少し、ナチ日帝と海日帝出てくるかも。それでは。
コメント
3件
最新話来ました〜( ✌︎'ω')✌︎ 血反吐の様に堕ちて日帝が愛されるんだよなぁ〜(妄想)