コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
広島)ん…ねむ…
(昨日夜更かししすぎちゃった…)
広島)…起きよ…
広島)ぁ…薬…どれだっけ…
ぁ、これか
オランザピン
広島)よし…朝ごはん…
めんどくさいけど作るか…
広島)時間かかっちゃった…
広島)ご馳走様でした…
少し海を見に行くか…
広島)なんか…眠い…
黒色の車を走らせて海へ車を走らせる。
その途中で…俺にとっては、見たくなかった光景を目にしてしまう。
広島)え…?事故?
俺の目の中には、黒色の車が電柱に突っ込んで運転手側が酷く破損していたのが映った。
広島)…あれは助からなi
広島)おわっ!あぶね…
見たくなかった光景を目にしてしまったことを後悔に、運転中なのに余所見をしてしまう。
広島)着いたぁ…
海に着いて、海の綺麗さに安堵し、
これまでの道が、まるで長い日々を過ごしたかのように長く思えてしまった。
広島)綺麗…
広島)アイツは変わりないかなぁ…
アイツには心酔する。
そして、風光明媚な目の前にも恋焦がれる。
愛おしい程に綺麗な大洋を見て、
カタルシスを得たことを思い
また、沿って戻る。
広島)目を背けてて良かった…
広島)のかな…
罪の意識に目を向けられるが、そのまま車を走らせる。
こんなことを頭に入れながらも、程なくして居宅に着く。
広島)…なにこれ
家のポストに入れられている定かではないものを手にする。
広島)人形…?
ポストに入っていたのは人形。
居宅を出る前まではこんなものはなかった。
ポストに入っていた人形は小型。
広島)どうしよ…
手に取った人形を凝視し、どうしようか
熟考する。
突然のことに面食らってしまう。
捨てる?
でも、このまま置いといてもいいのかと
少し疑念が芽生える。
苦心惨憺の末、居宅には入れるが、
あまり触れないよう、日常を送ることにした。
人形がポストに入っているのを確認してから15日程。
人形のことなんて、失念していた。
あの綺麗な大洋の近くまで歩いて来ていた。あの車を走らせた道。
正直、徒歩で訪れたことを後悔している。
広島)疲れた…
歩きながら吐く嘆息。
そのタイミングで下を見る。
広島)え…?
15日程前にポストに入れられていた人形。
広島)すっかり忘れてた…
広島)…なんでここに…
しかも道路の近く。
広島)…花束?
広島)あ…そういえば…
思い出してみると、花束が置かれていたのは交通事故があった場所。運転手は亡くなってしまったのだろうか…
あの場所から引き返して居宅に帰る。
俺は、遠くに行くのが嫌いだ。
そのせいか、足が痛い。
「ガチャン」と音を立てながら、
玄関の扉が開く。
広島)…?
玄関から漏れる外の光の真ん中に、
黒色の影が1つ。
広島)岡山…?
たしかに声を掛けた。
なんの反応もない。
ぴくりとも動かない。
まるで声が届かなかったみたいだった。
玄関の扉が閉まる。
岡山の目には、光の1つもなかった。
岡山)目を覚ましてくれ…
小さくなにか言った気がした。
囁いたかのように小さかった。
から、耳に入ってこなかった。
俯いて電気のスイッチを押す。
俯いた瞬間、自分の声が届いたのかと思い、また声をかける。
広島)岡山…?もう電気ついてるよ?
電気はたしかに着いていたのに、
必要のないもう1回のスイッチ。
何回も声を掛けた。
声は帰ってこない。
話掛け相手が歩き出す。
広島)岡山…?
歩き出した瞬間、肩に触れる。
それも無視したかのように、2階に上がる。
広島)え…?
確かに触った。なのに、
その瞬間、頭に激痛が走る。
広島)ぃ゛ッ…
激痛が走ると共に、身体が伏せた。
何故か、自身の意思じゃなく、
広島)…はッぁ゛…はッ…
外に出てた
足は止まることなく、走り続けた。
そのうちに、足の感覚が無くなってく気がした。
着いた場所は、
事故が起きた場所。
また、自分の意思でもなく手が動く。
手を伸ばした物は、
1つの花束と一通の手紙。
『広島へ』
俺の名前。
記憶が蘇ってくる。
その名前と
この場所で
そうだ。思い出した。
俺、死んでんだわ。
あの日の交通事故で。
じゃあ今までのは何?
意識が遠のいてく。
倒れたのかな。
疑問も解けないまま、
ほんとにこの世、去るのか?
あぁ…何してたんだろ。俺。
馬鹿かよ…