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Day 2
「…ねぇ、若井。」
と、元貴に後ろから声をかけられる。
「なに?」と言って元貴に目線を向ければそこにはなぜか不服そうな顔をした元貴。
「なんかさー、涼ちゃんとよそよそしくない?」
俺も自分で自分をよそよそしいと思う。
でもしょうがないじゃん!!
涼ちゃんが俺の彼女になったって言う事実だけで今にも昇天しそうなのに、今涼ちゃんと話したら俺がキャパオーバーなの!!
昨日だって眠れなかった。
「せっかく俺がくっつけてやったのによぉ…」
「いや、だってよ。あれ見て?」
俺は元貴に近づき遠くから涼ちゃんを指でさす。
そこにはウサギちゃんの動画を見て癒されている涼ちゃん。
「…ね?涼ちゃん可愛くない?可愛いよね?ねぇ?元貴もあれ可愛いと思うでしょ?」
「俺に可愛いの共有しないでくれない?笑」
「え?じゃあ涼ちゃんは可愛くないって言うの?」
「やめてその感じ笑、別に涼ちゃんは可愛いと思うよ。」
「でもざんねーん!涼ちゃんは俺の彼女でーす!!」
と、ドヤ顔で元貴に言い放ってやった。
「お前マジでさぁ……💢」
元貴に殴られそうになったところで元貴からスルッと逃げる。
「ハハハ!!運動部の素早さ舐めんなよ!!!」
そうして元貴と取っ組み合いをしていると自分の名前に反応したのか涼ちゃんがスマホから目線を上げ、俺のところに寄ってきて俺の服の裾をくいっと引っ張ると上目遣いで、
「僕がどーしたの?」
と聞いてきた。
…なんだこの『可愛さ全部凝縮しました』みたいな可愛さ。
「ん”ん”〜〜〜!!」
俺は勢い余って涼ちゃんに抱きついてしまう。
「んわっ…と……!!」
なんて可愛い声を出してよろけながらも涼ちゃんはしっかりと俺を受け止めてくれる。
俺と同じくらいの身長だからこそのフィット感。
涼ちゃんって抱きしめる時めっちゃ触り心地がいいんだよね。
ふわふわもちもちでいい匂い。
「これがリアル抱き枕……。」
と、俺が涼ちゃんに抱きつき癒されていると涼ちゃんからツッコミが入る。
「僕は人間だよ……?」
「ふふ、知ってるよ?…あー、いい匂い。」
そう言って涼ちゃんの首元に顔を埋めて猫吸いならぬ涼ちゃん吸いをしていると元貴に頭をバシッと叩かれる。
「い”っって!!!!」
思わず頭を抑えて元貴を見るとそこにはため息をつく元貴が
「俺の前でイチャイチャしないで貰えませんか?俺、肩身狭いんですけどー。」
途端に涼ちゃんと俺の顔は真っ赤になる。
「いっ!いちゃいちゃなんかしてないし……」
と涼ちゃんが元貴に真っ赤な顔で可愛い反対するが元貴にそんなのが効くわけもなく、
「あんたら初心なのも一緒なの…?涼ちゃんはともかく若井まで初心だったとは…。」
元貴にやれやれと言うジェスチャーをされる。
そんな俺たちがようやく軽いキスを出来るようになるまであと4週間。
このお話は短編集じみた長編集ですので結構話がバラバラです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
次回も楽しみに〜😚
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