昨日の痛みも、孤独も、そのまま体に貼りついている。
時間だけが勝手に進んで、
俺だけが取り残されてるような感覚。
部屋の中はいつも薄暗くて、
カーテンはもう何日も開けていない。
窓の外が晴れてるのか、雨なのか、
もうどうでもいい。
誰かが俺を心配してる「フリ」をする。
「無理しないでね」
「また話そうね」
…ああ、そうだ。
また。いつか。
その言葉に救いなんてなかった。
連絡も来ない。
俺からもしない。
少しずつ、静かに、
人間関係が腐っていく音がする。
鏡を見ると、そこにいるのは
誰かの期待を裏切り続けた「失敗作」。
顔色は悪くて、目は死んでて、
でも口角だけは無理に上がっている。
その笑い方、もうやめろよ。
自分で自分が気持ち悪い。
このままじゃダメだってわかってる。
でも、「じゃあ、どうすればいいのか?」
それがわからない。
眠れなくなると、頭の中が
ぐちゃぐちゃになって
思い出したくない記憶ばかりが再生される。
誰かの怒鳴り声。
無視されたあの日。
大切だと思ってた人の裏切り。
心が悲鳴をあげてるのに、
誰にも届かない。
声なんか、もう出してないから。
“クスリ”がある。
それだけが、俺を「今」から
遠ざけてくれる。
飲めば、何も考えずにいられる。
飲めば、やっと眠れる。
でも最近は、それすらも
効かない夜が増えてきた。
「もっと強いやつが欲しいな」
ふと、そんな言葉が口から漏れた。
自分でもゾッとした。
けど、その感情すらも
すぐに薬で消してしまった。
これが終わりなのか、
それともまだ続くのか。
わからない。
わからなくて、怖くて、
でもどうでもよくなってきている。
今日もまた、
この部屋で、
俺は俺を少しずつ溶かしていく。
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