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龍羽色々えっち

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龍羽色々えっち

11 - 第11話初めて(6)

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2025年05月31日

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湯気に包まれた浴室の中、熱いお湯が体を優しく包む。 龍水の腕は右京の細い腰にしっかり回され、二人はぴったりと寄り添っていた。


「……右京、気持ちいいか?」


 低く響く龍水の声に、右京は顔をわずかに背けて目を閉じる。


「……うん……やっぱり、気持ちいい……」


 ぽそりと呟く声は、まだ少し恥ずかしそうだ。

 頬は火照っていて、湯気で濡れた長いまつ毛が揺れている。


「そうか……よかった」


 龍水は右京の頬にそっと手を添えて、その温もりを感じながら、さらに抱きしめる。


「んっ……」


 右京の呼吸が少し早くなったのを感じ取って、龍水はゆっくりと体を動かす。

 ふたりの肌が触れ合うたびに、熱が増していく。


「……龍水……」


 不意に呼ばれて、龍水は右京の目を覗き込んだ。

 その瞳はまだ少し涙を溜めていて、けれど安らいでいる。


「……もう一度……お願い」


 その言葉に、龍水は優しく微笑んで頷く。

 そして、まるでお互いを確かめ合うように、そっと体を重ねた。


「……貴様のことをずっと守らせてくれ」


「僕も、龍水のそばにいたい」


 熱い湯気の中で、ふたりは息を合わせて、ゆっくりと触れ合った。

 恥ずかしさも痛みも、いつのまにか溶けていって、ただ純粋に気持ちよさを感じていた。

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