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少年Aの英雄実録
身を挺して母親を守った少年Aをここに称賛する…
当たりはまだ暗く日が昇るまで時間もある
A「ふわぁ〜、良く寝たあ
変な夢だったなぁ」
母「早く起きなさい、天皇様がお見えになさります。あと星の名前を唱えるのもお忘れずに」
A「はい。」
早朝はまず自分の星の名前を7回唱えることから始まる。
A「自分の星の名前×7」
そして次に自身の運勢について確認する
A「今日は大安…っと」
毎日祈りと日記は欠かさず行う
この作業が終わってようやく朝食になる。
A「頂きます」
朝食といっても今で言うお菓子を摘むのと変わりない。
さて、ここからが仕事だ
でも、幼いAには仕事は無理だった
だから教育係に言葉や歌をこしらえてもらい
真似をして覚える
そして雑務をこなす
特に変わり映えのしない日々が続く…はずだった
突如として日常は終わりの鐘を鳴らした
母親が何者かによって殺された
動かない、冷たい、先程まではあんなにも大人とは思えない晴れやかな表情を浮かべていたのに
ザッザッ
あれ…何か去っていく気配がした
一瞬で消えたので詳しくは分からなかったが、当時の私より少し年上の見覚えのある少年が不思議な書物を落とした
これは…一体?
藁にもすがる思いでその書物に手を伸ばす
すると…何処からか声が聞こえた
??「母を助けたいか…」
もちろん助けたいに決まっている
??「ならば、私の力を授けよう
ただし条件がある」
幼い私には分からない事ばかりだったが母が助かるならと話を聞かずに能力に触れてしまった
ここからが地獄の始まりだった