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イラナイ子 第1話
ガーナ闇落ち注意。 アメールのいない世界線。
「ガーナちゃんって足遅いよね〜w」
「分かる!頭も良くないし!」
「ガーナちゃんって〜ww」
やめてよ、、。
私はガーナ。アルカラム一族の次女。本気を出してないだけなのに…。
「まじで馬鹿だよねっw」
「…爆弾でぶっ飛ばしたいにゃ」
帰り道。なんだかいつもよりくらい気持ちで帰路に着く。
「ガーナ。どうしたんだい?」
「どうしたのよ、ガーナらしくないわね。」
「次女憂鬱?」
「…学校で馬鹿にされるにゃ。」
「なんて言われるんだい?」
「頭が良くないだとか、足遅いとか。」
「別にそんなの気にする必要ないわよ。」
「え、、」
「ああ。気にする必要なんかない。僕達はそんなこと言う奴らより優れているんだ。ガーナは本気を出してないんだろう?ならいいじゃないか」
「よ、よくないよ!馬鹿にされてるんだよっ?!」
「そういうことぐらい自分で解決出来なきゃ殺し屋としてやっていけないわよ。」
「次男長女正論爆弾」
「兄さん創作四字熟語に拍車がかかっているねぇ〜ww」
「今生力作(こんじょうのりきさく)w」
…お兄ちゃん達は分からないんだにゃ。私の気持ちなんて…。
「おかえり!ショコラ!ビター!カカオ!ガーナ!」
「父さん。今日は任務があったんじゃなかったのかい?」
「早期帰宅?」
「そうなんだよ。早く終わったから久々に大きい鍋を出そうかと思ってね。」
「ふふ、楽しみね。」
「僕、お腹を空かしてくるよ!今日はチョコ鍋だ!」
「ちょっと!チョコは自分の分だけに入れなさいよ?!」
「分かってるよ〜〜!!」
「我先爆走!!」
「…」
「ガーナ?どうしたんだい?」
「今日、学校で足が遅いとか、頭悪いとか馬鹿だとか言われたんだにゃ。」
「それは嫌だったね。だけどガーナ、爆弾を使ったりする復讐はしてはいけないよ?」
「…それぐらい分かってるにゃ!でも…お兄ちゃん達もお姉ちゃんも分かってくれないんだにゃ、、」
「どういうふうに言われたんだい?」
「殺し屋ならそんなこと気にするなだとか、そんなこと言ってくるやつより優れてるんだからそれでいいだとか次男長女正論爆弾だとか〜!」
「みんなの言うことは正しいね。」
「お父さんまで?!」
「ガーナ、魅せる時まで魅せちゃダメだよ?」
「…はーい」
「よし!じゃあガーナもちょっと運動しておいで!今日は鍋だよー!ガーナの大好きな具材いっぱい入れちゃうぞー!」
「!はーい!!」
別日。
「ガーナ!早く投げるんだ!」
「あいあいさ〜っ!」
\ドッカーン/
「「「「うわああああっ!」」」」
「へへっ!」
「…全く!ガーナ!あんたって子は!もっと振りかざして相手に向かって投げなさいよ!誰が足元に投げなさいなんて言ったのよ!おかげでまた逃げられたじゃないの!」
「追いかけ直しじゃないか。今回という今回はガーナのせいだ。」
「同心協力必須!兄弟鬩牆駄目!」
「…兄さん、四字熟語じゃないよ、ソレ…w」
「ふざけてる暇なんてないのよ!急ぎなさい!母さんにおしおきされるわよっ!」
「嫌だにゃ〜おしおき怖いよ〜😭😭」
「泣いてる暇ないって言ってるでしょ?!元はと言えばあんたが失敗したんでしょうが!」
\グサッ/
「ふう、何とか終わったね。」
「このあと処理を進ませる準備もしなくちゃいけないのに…暗くなってきたわね。ビター、母さんに連絡をしてちょうだい。」
「OK牧場」
「誰のせいでこんなに遅くなったんだっけな〜?」
「お、お兄ちゃん性格悪いにゃ!!そんな言い方しないでよっ!私だって反省してるんだから!」
「反省してたら二の舞なんか踏まないのよ!ていうか!口より手を動かしなさいよっ!」
「ご、ごめんなさ〜い😭」
「わかったよ」
「早急帰宅?OK牧場」
「こんなもんでいいわね。さあ、あんた達。帰るわよ」
「了解!」