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#ヤンキー
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現実は救えなかった君。
この物語の中だけでも、救ってみせる。
其れから琴尚さんが通報してくれた御陰で、周辺を彷徨いていたお父さんは未成年略取罪と名付けられ捕まった。
私は数日七峰家に泊まった。
今日は自分の家に帰る日だ。
里紗「 真尋ちゃん 、 またお父さんに何かされたら家に来て良いからね 」
琴尚「 そうだよ 、 まだ子供なんだから大人にもっと頼った方がいい 」
里都「 真尋お姉さん元気でね ! 」
琴里「 真尋 、 明日学校で ! 」
真尋「 ⋯ ! うん 」
家について、やっと解放された、そう思えた。
前まではいつ父から連絡が来るのか、と震えていた。
だが、もう震えは無い。
七峰家という暖かい場所で数日過ごしたからだろう。
真尋「 ただいま 」
返事は無い、 当たり前だ。
今は一人暮らしなのだから。
真尋「 ⋯ 静かやな 」
数日前までなら怖かった静けさ。
けれど今日は違った。
真尋「 よし 」
荷物を置いて、 制服を掛ける。
そしてポストを開ける。
真尋「 あ 」
其処にはメモが貼ってあった。
七峰家を出る時、
里都がこっそり押し付けてきた紙だ。
『 元気だしてね ! 』
『 また遊ぼう ! 』
真尋「 ふふっ 」
思わず笑ってしまう。
真尋( あの子 、 字めっちゃ可愛いな )
其の時、 スマホが震えた。
真尋「 っ 」
一瞬だけ肩が跳ねる。
昔の癖だ。
真尋( 大丈夫 )
画面を見る。
【七峰琴里】
真尋「 ⋯ なんやねん 」
メッセージを開く。
琴里 『 生きてる ー ? 』
真尋 『 数時間前まで一緒に居たやろ 』
琴里 『 寂しいかなと思って 』
真尋 『 思う訳あるか 』
数秒後。
琴里 『 私は寂しい 』
真尋 『 知らん 』
琴里 『 ひど 』
真尋 『 ほな 』
琴里 『 待って待って待って 』
真尋 『 なんや 』
琴 『 明日のお昼屋上ね 』
真尋 『 なんで 』
琴里 『 エスパー会議 』
真尋 『 意味分からん 』
琴里『 来るって声してる 』
真尋 『 してへん 』
琴里 『 してる 』
真尋 『 してへん 』
琴里 『 してる 』
真尋 『 ⋯ 行く 』
琴里『 ほらぁ !!! 』
真尋「 ふっ ⋯ 」
静かな部屋。
だけどもう、 前みたいな孤独は感じなかった。
次の日、清々しいほど明るく思える朝は初めてだった。
今日はうきうきで学校に行ける気がする。
琴里「 真尋 ー !! おっはよ ! 」
真尋「 御早う 、 琴里 」
琴里「 おやおや ? 真尋さん 、 顔が明るいですねぇ ~ ? 」
真尋「 茶化すの辞めろや (笑 . 」
琴里「 えっへへ ~ ! やっぱ私のお陰かな ~ ? 」
真尋「 ⋯⋯ そやな ! (笑 . 」
琴里「 ! ⋯ にっひひ (笑 . 」
教室に着くと、ピンク頭と緑毛先とサングラスが居た。
決してこの呼び名は悪口では無い。
特徴を絞ったらこれが出てくるだけだ。
めむ「 ちょっと君達 ~ ? 私ら置いてけぼりで酷いじゃん 」
メイ「 そうですヨ ! 私達も仲間に入れてくだサい ! 」
美桜「 そ ~ だぜぇ ? 其処のかわい子ちゃんを独り占めとは良い度胸じゃねぇか 、 コトリィ ? 」
琴里「 独り占めなんてそんなんしてないわ !! 」
真尋「 琴里の言う通り 、 私を独り占めしても良い事無いんやから 」
メイ「 自分に自信持ってください ! 」
めむ「 そ ~ だよぉ 、 謙遜は良しな 」
美桜「 私はかわい子ちゃん以外褒めねぇからなぁ 」
真尋「 うぇっ ⋯ !? う 、 嬉しいけど 」
美桜「 認めろよ ー 」
めむ「 そぉだそぉだ 」
真尋「 うっ ⋯⋯ あ 、 有難う 」
メイ「 琴里さんが独り占めしたくなるのも納得 ! ですガ 、 私達も真尋さんと仲良くシタイのです ~ ! 」
真尋「 仲良くなろう 、 琴里よりも 」
琴里「 ちょ 、 真尋 !? 」
美桜「 良いなぁ 、 今まで私達を仲間外れにした罰だ 」
めむ「 良いじゃ ー ん 」
琴里「 酷いよぉ ~ ! 」
真尋「 あはは っ w 」
コメント
1件
うわああ第3話、めっちゃ良かったです…😭💕 七峰家のみんなが真尋ちゃんをあたたかく受け入れてて、家に帰ってからの「ただいま」に返事がなくても静けさが怖くなくなったの、成長感じて胸熱です…! 琴里とのLINEのやり取りも「来るって声してる」「してへん」の応酬が可愛すぎてニヤニヤ止まらんかったです🥺💞 教室でのピンク頭・緑毛・サングラスの3人との掛け合いもコメディチックで、もう真尋ちゃんの日常に安心できる空気が流れてるのがじんわり沁みました〜! 次回も楽しみすぎる!!🌸✨