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黄青
幼馴染
学パロ
病み系
ドースバース
薬物中毒、過呼吸、嘔吐、病気
などの表現有なので嫌悪感を抱く可能性があります
それでも大丈夫な方だけお進みください
【ドラッグ】
体調の悪い人に接触すると治療することができる
即効性ではあるものの薬と同様に副作用がある
神経痛の鎮静なら眠気
アレルギー体質の改善なら眼痛
本人は病気にならない
個人差はあるが、基本的に生まれつき
面倒見が良く世話焼きの気質の人が多い
【クランケ】
生まれつき身体が弱く
よく原因不明の体調不良になる
ドラッグとの接触で好調する
ドラッグと番になることで治せるが
ドラッグが亡くなったり
番が解消されるような出来事が起こると
再び体調不良になり、やがて亡くなる
一般的な薬で病状を落ち着けるが
根本的な治療は不可能
黄 ドラッグ
青 クランケ
〜Start〜
黄side
夏も終わり秋になり少し肌寒くなってきた頃
いつものように2人肩を並べる帰り道
違うところと言えば2人学校に残って勉強して
いつもより太陽も沈み月が顔を出した頃に
帰っていること
それ以外はいつもと何も変わらない
だけど今日はなんだか家に帰りたくなかった
ふと隣を見れば月の光に照らされる幼馴染の
綺麗な横顔
こちらの視線に気づいたのか振り向き微笑む
夜の雰囲気も相まってドラマのワンシーン
のようだ
あぁ僕はこの笑顔が1番好きだななんて
改めて感じる
青「ねえるぅとくん、ちょっと寄りしてこうよ」
表情の読めない顔でそう告げる彼
僕の想いが通じたのか、はたまたただ単に彼が
寄り道したかっただけなのかは分からない
だけどそれで良かった
その後は特に2人で話すこともなく
いつもの道を外れ海の方に歩いてきた
なんだか今だけは隣で歩くのが気まずくて
ころちゃんの少し後ろを歩く
海につき浜辺を少し歩いていた頃
沈黙を破ったのはころちゃんだった
青「ねえちょっとだけ海入ろうよ」
黄「嫌ですよ、今の時期入ったら寒いですって」
青「ちょっとだけだからさ」
「ほらるぅとくんもおいで!」
鞄を投げ捨て靴と靴下を脱いでズボンをまくり
暗くて冷たい海の中へ走る
青「ほらおいでよるぅとくん!」
なんて言われてしまえば断ることを
できるわけもなくさっき彼が投げ捨てた
鞄を拾い自分の鞄と一緒におき靴と靴下を脱ぐ
さらさらでほんのり冷たい砂はとても気持ちいい
一歩一歩海の方へ歩きこちらに手を伸ばす彼に
手を引かれ中に入る
黄「冷た、!」
青「んふwるぅとくん声でかいww」
膝下までしか浸かっていないが
夜の海はとても冷たく身体まで冷える
黄「風邪ひきますよ、上がりましょ?」
そう問いかけても返事は返ってこないし
どこか遠くを見ていて表情が分からない
今日のころちゃんはいまいち掴めない
いつも恥ずかしがってしてくれない彼が
恋人繋をしてくれている
その手を嬉しく想い見つめていると
急に手を引かれ海の深い方へと導かれる
黄「ころちゃん?危ないですよ戻りましょ」
声をかけるが返事も振り向きもしない
少し手を引いてみるが何事もないように
手を引かれる
黄「ねえ、危ないですって」
手を引かれ肩下くらいのところまでやってきた
ところでやっところちゃんが振り返った
振り返ったころちゃんはどこか寂しい目をしていた
その姿に思わず強く抱きしめると
さっきまでは暗くて分からなかったが
肩がころちゃんの涙で濡れた
青「ねえるぅとくん」
黄「なんですかころちゃん」
青「僕が死んだら泣いてくれる?」
黄「もちろんですよ」
「泣いて泣いて泣きますって
ありとあらゆる方法を使って探し続けます」
青「ふふw僕もるぅとくんが死んだら泣きまくるし
きっとるぅとくんと同じように僕も
ありとあらゆる方法を使って探し続けるよ」
ころちゃんの手が僕の腰にまわり
力いっぱいに抱きしめられる
青「だからね、お願いだから一人で死なないで」
「覚えてくれてるかわかんないけど小さい頃ここで
2人ずっと一緒にいようねって約束したでしょ
死ぬ時も一緒がいい、僕を置いていかないで
一人にしないで、」
そう話すころちゃんは声も身体も震えていて
とても苦しそうだった
いったい何がころちゃんをここまで不安にさせ
苦しめているのだろうか、
抱きしめる腕に力を込める
黄「もちろん覚えいますよ大好きな
ころちゃんとの大切な約束ですから」
「それと、大好きなころちゃんを置いていく
ようなことは絶対にしません、
いつも置いていくのはころちゃんの方でしょう?
いつも後輩後輩ってたまには僕とも
遊んでください」
青「なんだるぅとくんもちゃんと
嫉妬してくれてたんだ」
黄「僕だって嫉妬しますよ」
「ほら、風邪ひきますよ上がりましょう」
2人で海を上がってベンチに座る
冷たい海にさらされたころちゃんの身体は
びっくりするほど冷たい
咳をしたため額に手を当てると
心做しかほんのり熱くなってきていた
黄「ほら風邪ひきますよって
言ったじゃないですか」
抱きしめて頭を撫でてあげると
少しずつ体調がよくなる
青「いつもごめんねありがとう」
黄「ころちゃんのためなので」
そう言って笑ってみせると
変なのって言って笑う
ころちゃんにはずっと笑顔で居てほしい
ころちゃんの笑顔を奪うものが現れた時には
僕がこの身を捧げてでも戦ってみせる
だからさ何か悩んでることがあるのなら
全て僕に話してほしい僕にできることなら
なんだってしてみせるから
青「僕さクランケだからもともと身体が
弱くって外で遊んだりとかがなかなかできなくて
ずっと家にいてさ」
「そんな時隣の家に引っ越してきたのが
るぅとくんだった、いつも一人で遊んでた僕を
外に連れ出してくれて本当に嬉しかった」
「お母さんにるぅとくんはドラッグだから
安心して一緒に遊ばせられるって言われた時
違和感を感じて僕はドラッグのるぅとくんだから
一緒に居て遊んでるんじゃない
るぅとくんという存在自体が
大好きだから一緒に居て一緒に遊んでる」
「るぅとくんに告白してもらって付き合って
番になったから死なないでほしいわけじゃない
るぅとくんのことが大好きだから
愛してるから一人にしないでほしい」
「わがままでごめんねでも大好きなの」
黄「僕もころちゃんという存在自体が好きだから
一緒に居ます。だからころちゃんも
一人で死なないで、僕を一人にしないで
僕とずっと一緒にいてください」
2人身体が冷える夜抱き合って
泣き合って面白いねって笑う
それだけで十分幸せ
青「お誕生日おめでとうるぅとくん」
「るぅとくんが生まれてきてくれてよかった」
黄「ありがとうございます」
「僕も生まれきて良かったです」
立ち上がってころちゃんの手を引く
黄「ほら帰りますよころちゃん!」
青「うん!」
「帰り道」
〜end〜
最後まで見てくださり
ありがとうございましたm(_ _)m
今回はドースバースの世界観でした!
あんまりドースバース要素ないし
意味わかんない話になっちゃってすみません
これからもバース系を中心に
ストーリーをあげていけたらなと思うので
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
誤字脱字があればすみません