コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
午前中は特になにもなく過ごした
お昼休みは放送担当でお弁当だけもっと放送室に向かった
お昼休み
舞花の机の周りを数人のクラスメイトが囲んでいた
最初は話しているのかな程度に思っていたので、気には止めてなかったが
次の行動でさすがに異変に気づいた
鞄を取り出したのだった
そして取り出したのは1冊のノートだった
開いては笑っていた
さすがに良くないな、そう思って声をかけてみた
[あの!それ舞花ちゃんのだから勝手に触ったら行けないんじゃない?]
言ったのはいいが、これからどうしよう
[なに?こんなところに持ってくる方がわるいんじゃないの?そんなに大切なら取ってみなよ]
そういうと後ろにいた仲間にノート投げ初め、その子は走って廊下に行ってしまった
[え?ちょっと待って!!]
必死に追いかけるけど、陸上部に体調を崩しがちな私がかなうはずもなく、どんどん差が広まっていた
階段で見失ってしまい、ちょうどその時にチャイムがなった
授業が始める5分前を告げるチャイムだった
放送が終わり教室に戻る時ちょうど夏夜も教室に入ろうとしていたが顔色が悪かった
[夏夜!なにかあった?]
私を見るやいなや駆け寄ってきてまたなにか言われたのかなって思えば
[舞花、ごめん、、]
急に言われた謝罪の言葉なんのことか分からず混乱してしまう
[どうしたの?]
そして先程の一連の騒動を聞いたのだった
[ノート?それってバインダーじゃないよね?]
ほかのノートならまだいいけどあれだけは困る
[そうかも、]
[夏夜、教えてくれてありがとう、助かったよ悪くないから大丈夫]
まずは夏夜を安心させないとな
[放課後探してみるから部活行けないかもってだけ先輩に伝えてほしいんだけど大丈夫?]
今からは無理だからやっぱり放課後が1番か
[うん!伝えたら一緒に探すね]
[いいの!?めっちゃありがとう! ]
次の時間の授業はその事で集中出来なかった
放課後になった
[じゃあ舞花私言ってくるね、一緒に探すね]
帰りの会のあと1番に声をかけてくれたのは夏夜だった。
[待ってどこの階段か覚えてる?そこまで一緒に来て]
[分かった上か下に行ったかは分からないんだよね]
その階段っていう情報があるだけで助かる
階段に行くまでは特徴などを話したら
[じゃあ見つかったとかなにかあったらLINEするね]
[うん、ありがとう]
別れたあと
空いてる教室ひとつひとつの机の中を確認していく
[お願い、どこにあるの、早くしないと]
二つぐらい教室を回った時、ロッカーうえに一冊のノートがあった
そのノートは日記を書いてるノートだった
[良かった]
安心した、急いで夏夜に連絡入れないと
[夏夜多目的の教室にあったよ!]
すぐに返事が着いた
[良かったおめでとう!もうかえる?]
帰って中身確認したいしな、今日はもう帰ろうかな
[うん、教室に行くからそこで集合しよ]
すぐに既読が付き了解のスタンプが来た
すぐに教室に向かいその先には既に夏夜が待っていた
[舞花〜よかったどこにあったの?]
[棚の上に置いてあったんだよね]
[そうなんだね、これみて笑ってたけどどんなの書いてるの?]
[前にさ趣味で絵書いてるって言ったじゃんその絵を書いてるノートかな、今日の朝慌ててたからほかのノートと一緒に入れちゃったみたいで]
笑われてたんだ、ショックだな、さすがにでも日記なんて言えないな〜
そのまま夏夜が先に電車を降りるまで色々話しながら帰った