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あれは、まだ私が3歳の時にあったこと…
幸恵「あなたッ!なんでサツ撒けてないのよッ!」
康二「お前がしくじったからだろ!」
ガッシャーン
紅羽「うぇぇぇぇぇぇぇぇん!」
「ゔぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
康二「ッるせえなぁッッ!」
バチンッ
紅羽「ゔあッ」
幸恵「!」
幸恵「あなたねえ…!」
幸恵「最高だわ」
康二「ありがとよ」
ピーポーピーポー…
ザッザザザ…(ノイズ音)
警察<お前らがそこにいるのはわかっている!>
警察<出てこい!>
康二「やべえ!サツが来たぞ!」
幸恵「逃げるわよ!」
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ザザザ…
続いてのニュースです。
○○市の住宅で、女性が血を流しているのが見つかり、死亡が確認されました。
警察は、何者かに殺害されたとみて捜査を続けています。
連日殺人事件が多く起こっています。
皆さん気をつけてください。
…………速報です。
先程報道した殺人事件の犯人が判明しました。
警視庁は、犯人を指名手配しました。
この顔に見覚えがあったら、すぐに警察に通報し、その場を離れてください。
以上ニュースでした。
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幸恵「紅羽はどうするの?」
康二「この際邪魔だし捨てるか。」
幸恵「そうしましょ。うちのお荷物よ。」
康二「どうせサツの野郎どもが見つけてくれるだろ。」
ドンドンドンッ
警察「開けろ!」
康二「やべ!」
康二「逃げるぞ!」
幸恵「ええ!」
<一抹が逃げるぞ!>
<追え!>
<ベランダから飛び降りたぞ!>
<確保だ確保!>
ピーポーピーポー…
モゾモゾ…
「ままぁ…?」
「ぱぱぁ…?」
「どこぉ…」
「おいてかれちゃやぁょ…」
「ひとり…いやぁょ…」
「うう…」
「グスン…グスン…」
ガチャッ
?「邪魔するで〜。」
?「おじゃましまぁーしゅ!」
紅羽「グスンッ…だれぇ…?」
?「飛松やで〜」
?「しょーも!」
紅羽「ひまつにいに!しょーくん!」
紅羽「なんできちゃの?」
松「ひまつにーにのつきちょい!」
飛松「あはは…」
飛松「…なあ、紅羽ちゃん。」
紅羽「ん?なぁにぃ?」
飛松「紅羽ちゃんはひとりぼっち嬉しい?」
紅羽「やや!」
飛松「せやな。」
飛松「そこで提案なんやけど、」
飛松「わいと松の家族にならへん?」
紅羽「いっしょいっしょ!?」
紅羽「したぁい!…」
紅羽「でもぉ…」
飛松「でも?」
紅羽「にいには、くれはに“いたいいたい“しない?」
飛松「!!!!」
(こんなに小さいのに…)
(あのクソ野郎どもが…)
飛松「チッ」
紅羽「ビクッ」
紅羽「ぅわああああああん!」
紅羽「ゔあああああああああああん!」
飛松「く、紅羽ちゃん…!」
飛松「お、怒ってないで…!」
飛松「だから泣き止んでくれへんかな…?」
紅羽「うええええええん!」
紅羽「グスンッ…グスンッ」
飛松(そろそろ警察さん来そうやな…)
飛松(まずいな…)
松「くーちゃん。」
紅羽「グスンッ…なあに…?」
松「ひまつにーには、ぼくたちにいたいいたいしないよ。」
紅羽「そーなのぉ…?」
松「だからあんしんして!」
松「もし、くーちゃんにいたいいたいするひとがいたら、」
松「ぼくが絶対に守ってあげる!」
紅羽「グスンッ…」
紅羽「うん!」
紅羽「やくそく!」
飛松「さて、そろそろ帰ろっか。」
紅羽「うん!」
こうして私は、一抹紅羽改め、
螢鷗紅羽になった。