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『放課後の本音』
tg × mz
そろそろmtxxとsnxxも書かなきゃなと焦ってます😢
今回はtgmzの学パロです👍🏻
今日はそのまま家に帰る予定だったのに、忘れ物をしてしまった。学校に置いていては課題もできないため、仕方なく教室まで戻る。すっかり廊下も人がいなくなっていて、ところどころ教室の電気も消えていた。しずかなところに一人でいるのは苦手だ。だから早く帰るために早歩きで教室まで向かうと、自教室は電気が付いていて、人がいた。
「……あ」
まぜたんだ。
彼は必死にノートと向き合って、勉強をしている。まぜたんが積極的に勉強をするのはなんだか珍しいなと思いながら、少しだけ見つめていると、急に彼は首をかくかくと動かして机に突っ伏した。
―――あ、寝ちゃった。
このまま寝るのも良くないと思ったから、教室へ入り、まぜたんの肩をぽんぽんと叩く。
「……ん…?」
「起きた?」
「……あれ、おれ…寝て」
目を擦りながら、またペンを持ち直して、ノートと向き合った。急に真面目くんになったみたいだ。
「珍しいね、まぜたんが自分から勉強なんて」
「テスト近いから」
まだ眠そうで、滑舌が甘い。
そんな姿を見て、少し胸がきゅんと鳴った。
「ちぐは?なんで戻ってきたの」
「今日は早く帰るんだ〜ってウッキウキだったのに」
まぜたんは俺の顔を見て聞いてくる。
俺が「忘れ物しちゃった」と言うと、まぜたんはふっと笑って「ばかだなぁ」と言ってきた。
「忘れ物とったら帰んの?」
「ん?どうしよっかな」
「まぜたんがここに居てって言うなら、居るけど」
そう言いながら、ロッカーへ足を動かす。
正直まぜたんと居るなら帰らなくても全然いい。なんなら一緒に居たい。
ただ自分からまぜたんと一緒に居たいというのもあれだから、まぜたんに言わせることにした。君が俺と居たいって言うのかも分からないけれど。
「……んー」
「……まぜたん?」
声がどんどん小さくなって、会話のテンポも遅くなったような気がした。やっぱり、眠いんだ。
自然に笑みがこぼれて、忘れ物を手に取りまぜたんの元へ行く。目を開けたら俺が目の前にいるように、机の前にしゃがむ。
「まぜたーん、おーい」
また肩をぽんぽんと叩くと、まぜたんは目をゆっくりと開く。
「うぉっびっくりすんなぁ…」
「急に目の前に居んなよ」
「ふっ、ごめんね」
「まぜたん、眠いの?」
「ん、まぁ…」
「寝不足?」
俺がそう聞くと、まぜたんは焦ったように「ど、どうかなぁ……」と言った。夜更かしは良くないよ!と俺から説教受けると思ったのだろう。
「図星でしょ」
「う」
「夜更かししてまで何してたの」
別に、俺はまぜたんのママでもないし一緒に住んでる訳でもない、ただの恋人だからこんなこと言える筋合いもないだろうし、俺だってたまに夜更かしはする。
つい頑張りすぎちゃう彼が心配なだけだから。
「……テス勉」
「へー……」
「いつもは『テストなんか適当でいいっしょ』ってあっきぃとかぷりちゃんに言ってるのに、どうして急に?」
「いい点数取らねぇと、スマホ没収されるから」
意外と可愛い理由だった。進路とかどうとかじゃなくて、スマホが没収されるのが嫌らしい。
でも、少しだけ引っかかるところがあった。前にまぜたんは「スマホ没収されてもそこまでだろ。俺には友達いるし〜?」とイツメンである俺含む5人に言っていたのに。まだなにか理由ありそうだな〜と思って、聞いてみることにした。
「『スマホ没収されてもそこまでだろ』とか言ってたのに?」
「……いや」
言いづらそうだった。絶対言わないと言わんばかりにそっぽを向いて、時たまに俺の顔をちらっと見てくる。
「……その」
「ちぐへの連絡手段、なくなるだろ」
「……へ?」
#御本人様には一切関係ございません
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「あっ…いやいやほかの友達もそうだけどな!?」
“ちぐ”と強調したことが恥ずかしくなったのか顔を赤くして必死に誤魔化している。その姿が可愛くて、胸がきゅんとなった。
こんなツンデレ猫ちゃんで、俺にそこまで甘えたがらない子が、たまにふと本音を吐き出しちゃったのが、かわいくてかわいくて、俺は幸せだ。
「……そっか」
「じゃあ、勉強がんばらないとね…でも、夜更かしはだめ!!」
「俺が教えるから!!」
「えっ、がち?」
「まじでありがとう…」
うるうるとした目で俺を見つめてくる。そんだけ本気なんだ。俺への連絡手段無くなっちゃったら嫌なんだぁ……と思うと、ふっと自然に笑みがこぼれた。
「昨日と今日とでいっぱい勉強したでしょ?今日はもう帰ろ?」
しゃがんでいた足を立たせて、まぜたんへ手を伸ばす。
まぜたんは少し迷ってから俺の手を握る。
「よし、帰ろっか」
と言って、教室を出た。
もうすっかり夕日のオレンジが映えていて、空は綺麗だった。6月になったばかりなのに、外は真夏日みたいに暑くて、8月にはどうなっているんだ。と思うばかりだ。
少し汗の滲んだ手で、まぜたんの手を引く。彼はこういう時嫌なら嫌というから正直ありがたい。秘密にされるよりかはいい。
「ちぐ、はやい……足動かん…」
「え、おんぶする?」
「150もいってないチビにできるわけねぇだろ」
さらっと身長いじりをされてしまった。
いつか、絶対まぜたんよりデカくなってやる…
と思いながら、校舎へと出た。そこにはもう生徒の影は見えなくて、俺らだけ。
今日はくっついて帰れるね♡と耳元で言うと
「気色悪ぃんだよ」
と頭を叩かれてしまった、痛い。でも「気色悪ぃんだよ」といいながらも顔は嫌そうじゃないのが、俺は好きなのだが。
コメント
2件
途中から口角上がりっぱなしでやばかったです…! もうほんと大好きです( 更新楽しみにしてます!
ああ、もう、最高でした……!「ちぐへの連絡手段なくなるだろ」って、まぜたんがポロッと本音をこぼすところ、胸がぎゅっとなりましたよ。普段はツンデレで気強いくせに、急に照れちゃうギャップがたまらないです。ちぐが「俺が教えるから!!」って張り切るところも、ふたりの距離感がすごく愛おしくて。夕暮れの教室にふたりきり、というシチュエーションも相まって、甘くて温かい気持ちになりました。続きが待ちきれないです🌷