「へーっ、これがうわさのキャラ弁か! マジすげーわ朱虎サン、高クオリティで映える~!」
昼休みの部室では風間君が言ってた「ランチ会」が開かれていた。
「風間、はしゃぐな。……私たちの分まで作ってきてくれるとは、わざわざすまんな」
環はバシバシ写メを撮っている風間くんを鬱陶しげに見やると、あたしに軽く頭を下げた。
「ううん、お詫びだから。昨日は本当にごめんね」
「小説の糧になる得難い体験だった。迷惑なことなど何一つない」
「そうそう、結構楽しかったぜ」
「でも……やっぱり、ごめんね。特に環、酷い目に遭わせて」
肩をすくめた環があたしの顔を覗き込んできた。
「殴られたところ、目立ってはいないな」
「うん、すぐに冷やしたのが良かったみたい。環のおかげ**********************
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