◇◇◇◇◇
王都内に戻ると、ガルフィさんが指揮をとっている。
「ガルフィさん!どうしたんですか?
今の時間はまだニコラス王子がいると思ったんですけど。」
「おー、ユメ殿!大変なことになった!」
あれ?もう知ってるんやね?
「こちらもそれを伝えに来たんです!モニカの見立てだと、明日の昼ごろに来るらしいです。
先程、カジャンさんにも伝えてきました。」
「何のことを言ってるんだい?」
「はい、死神のことは僕たちもさっき知って。」
「え?何?まさか死神が来てるのか?」
「はい、って違うんですか?
ガルフィさん!一体何があったんですか?」
「そうか。死神が来たのか……。
そういうことか。明日の昼か!
実は、ユメ殿たちが出たあと、ニコラス王子が倒れた。今は王城に運ばれて安静にしているが、原因不明だったんで、まさかとは思ったが、鑑定士曰く、マリア様と同じ呪いのせいだと判明した。マリア様の症状より重く、意識がない。
さらに悪いことに、国王様、王妃様も同時期に倒れられたらしい。それも呪いだそうだ。
ニコラス王子ほど、症状は重くないそうだが、安静にしている。」
「え?そんな!ニコラス王子が。国王様と王妃様もなんて……。
これでもう倒すしかなくなったな。
ガルフィさん!当初の方針は覆され、明日が決戦になりました。
勝っても負けても明日で最後だと思います。
申し訳ないんですけど、今晩は僕たちの応援なしで、全力で王都の防衛をお願い出来ませんか?」
「ユメ殿!もちろんだ。もちろんだよ。俺たちの国だ。俺たちの街だ。君たちには明日やっていただくことがある。我々は我々のできることは全力でやる。当然だ。気にしないでくれ。むしろそうして欲しい。もう今晩は残すことなく全力を尽くすよ!」
「すいません!ありがとうございます!なんとか耐えてください!お願いします!
一度、王城に戻ります。では。」
「おー、任せてくれ!
そちらもよろしく頼む!」
もうここで隠してる場合じゃないんで、みんなで密着して、瞬間転移でマリアさんのところに飛ぶ。
「マリアさん!戻りました。」
「あー、ユメさん!みんな!もう大変なことになってしまって……。」
マリアさんが泣きながら抱きついてきた。心細かったんやろな。
同じ部屋に国王様、王妃様、ニコラス王子が、安静に寝ている。
「マリアさんは無事なんですね?」
「はい、私だけは……。」
3人を鑑定したが、やはり死神の呪いにかかっているのは間違いない。マリアさんはたしかに呪いがかかってない。
「それはよかったです。ですが、こちらに死神が近づいています。明日の昼ごろにはここに来るようなので、明日が決戦になります。国王様が起きたら、そう伝えておいてもらえますか?」
「はい、わかりました。ユメさん!少しだけ、抱きしめてください。」
「はい、いいですよ。」
周りに人がいるけど、気にしてられん。瞬間転移で来たのもすでにおかしいからな。でも誰もそれは言わないからありがたい。
「それじゃ、マリアさん!僕たちはちょっと準備することがあるので、元の部屋を借ります。」
「あ!ユメさん!みんな!ご無事で戻ってきてください!私は何も出来ないけど、精一杯祈ってます。」
「ありがとう!明日また必ず笑顔で会いましょう!」
「はい!」
それから、王城の元の部屋に入る。
「みんな、お疲れ様!明日に備えてちょっと相談があるんやけど。」
って部屋に入るや否や、全裸モード突入!
そして剥ぎ取られる。
いつものパターン。早っ!
「みんな!ちょっと待って!話を聞いて!」
「ユメ!わかっとるわ。とりあえず脱いで密着しただけや!エナジーチャージは必要やろ。
みんなも疲れとんねん!
ほんで、準備ってなんやねん?」
「あ!そうですね。すいません。
ちょっと相談なんですけど、今日はモニカとエマだけで、ご奉仕してもらおうかと思って。
カグヤ様とハガネ、コガネには申し訳ないし、モニカとエマにも強制みたいで嫌なんやけど、2人の固有スキルを確認したいんです。
少しでも勝率を上げるために。
もちろん、中忍のクラスアップはちょっと大切なイベントが絡むので、あとでもいいんですけど。みなさん、どうでしょうか?」
「ユメ!いつも言うてるやろ!お前のやりたいようにしたらええ!うちは見てるさかいに。」
「お頭!わかりました!いい考えだと思います。」
「お頭!今日は見てるね!」
「お頭〜♡私は嬉しいよ!」
「はい☆いっぱいご奉仕します!」
「ごめんね。ありがとう!それじゃ、覇分身!」
覇分身でエマ専用ユメとモニカ専用ユメに分かれてご奉仕タイム開始!
なんですけど、やっぱり、この状態だとちょっと辛いので、お風呂に入ってから開始!
外では、防衛部隊が頑張ってるんや。
僕たちも頑張らないと!
って気持ちなんやけど。
ちょっとは後ろめたかったりする。
むほー!ダブル!むほー!ダブル!
なんとか、絆P50に到達してくれ!むほー!
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