これは全て、あたしの身に起こった実話である。
〈小学6年生、5,6月〉
ー学校にてー
あたし「あたし、ーーーーーが好きなんだよね!」
「え、なにこれ人気ないじゃん」
「キモ」
「こんなんが好きなーーーのこと好きになるやついんの?」
「え、ーーーと一緒?ヤダー!」
「ーーーちゃんーーーーのこと嫌ってるよ」
「ーーちゃんに悪口言われてるよ」
「こいつと仲良くするとか無理ーw」
毎日毎日、学校に行けば悪口、暴力、物を隠す、仲間はずれ、悪口、悪口、悪口、悪口……といった生活だった。いじめでは無いと思っていた。いや、思いたかったという方が正しかったのだろう。
ー自宅にてー
「もう、4のうかな」
そう思い、飛び降りようとした。だが、怖くなってできない。
首を絞めた。だが怖くて、途中でやめてしまった。
何回も怖くてやめるというのが何回も続いた。
何が怖かったのだろう。今も分からない。
まぁ、それに今では助かっているのだが。
4ぬ前に、何度もーーーーーのことが頭によぎった。だが、「どうせ認知されていないから変わらない」「あたしがどうなろうと常に新しいファンができるんだから」と思った。これは今でも、これからも変わらないだろう。
あたしが4んで、親が悪く言われるのは嫌だった。でもみんなが喜ぶと思った。
4んでみんなは喜ぶならいいかなとも思った。でも悲しんで、いじめたやつらが責められて欲しいと矛盾したことを考えていた。
その頃は自分が本当に嫌だった。「なんで好きを言ってしまったんだろう」「なんで4ぬことすらできないのだろう」とかばっか思っていた。
毎晩泣いていた。
毎晩ノートに何ページも思いを書いていた。家族、いじめっ子、クラスメイト、教師、自分へと、ころころ方向を変えながら刃を飛ばしまくった。
学校へ行かないとかも考えた。だが、親に事情を聞かれるとめんどくさくてありゃしない。いじめっ子にも喜ばれるのもなんか癪だ。だから毎日めげずに行った。頭痛、吐き気、腹痛、目眩、毎日何かしら体調不良はあったが、必ず登校した。
周りは何も気付かないのに、「あたしのことは見てない」という現実が突きつけられた。それに対して、悲しさと「4んでも悲しむ人はいない」という考えが得られ気が楽になるという訳が分からない感情があった。
〈数ヶ月後〉
ー帰りのバスにてー
※小学校はバス通学
「ーーーは中学校受験してーーーーーーー行ったみたいだよ」
(え、中学受験ってのがあるの?)
「へー」
「頭いいんだねー」
「そーでもないよw」
ー数週間後ー
ピラ(プリント)
「……え?中学受験のプリント……」
(これなら、あいちらから逃げれる?嫌な思いをしなくて済む?)
そっからは速かった。親に相談した。だが上手くいかなかった。いじめのことなんて言わず、「勉強ちゃんとしたいから」「医者になりたいから」思ってもないことを言った。「医者になるなら普通の中学行ってーー高行けばいいじゃん」「学校でうるさくて無理なら家で出来んじゃん」と言われた。
部屋に逃げ込み、泣いた。もう終わったと思った。逃げ場を潰された。
〈数ヶ月後〉
ー学校にてー
今日もいつも通り悪口を言われ、物を隠され、何も変わらない。
だから、変えた。
「やめて。親に言うから。」
「待ってそれだけはやめて!」
急にあたしより下の立場に自分を下げ出した。
いじめは終わった。
仲良くしだした。
だから仲良くしているのを演じた。
親になんて言ってない。先生にも言ってない。今もだ。今は匿名で情報を流している。あたしを否定しない人達がくれるあたしが求めている意見に溺れている。否定しないと分かりきっている、良い環境に逃げている。人の優しさを利用している。弱いと思う。醜い人間だと思う。
〈1年後、中学1年生〉
好きな物は馬鹿にされていない。
「相手より勝つことがあれば〜」みたいな言葉を聞いた。だから必死に勉強し、1位を取った。通知表だってオール5だ。
でもね、「贔屓だ」「気に入られているから」と自分が努力していないだけなのに理由をつけようとあたしに押し付けてくる。
知らないだろ。
あたしは好きなことなんてしないで頑張ってるの。
自分の気持ちを無視して壊れてばっかなの。
気に入られるために進んで手伝ったり発言したり、やりたくないことばっかやって演じてるの。
強くなったって得られるものは何も無い。
こんなんなら頑張んなきゃ良かった。
ー家にてー
「ーーーは理想な子だよねー」
「ちゃんと休めよ?」
「勉強ばっじゃしてんじゃねーぞ」
「ちゃんと笑えてないよ?」
やめてくれ。家くらい、家くらい……
〈12月〉
ー家にてー
憧れだった。キラキラと自分の好きなことをして、周りにチヤホヤされて、自分を否定しない人ばっかなたくさんの活動者が。
(親にはダメって言われてるけど、バレないよね。)
テラーを始めた。
思ったよりフォロワーが増え、沢山の仲間に出逢った。
あたしを生きる理由にしてくれる人が出来た____。
「月希が4ぬなら、私も4ぬから」
と言ってくれる人が数名いた。
(どーせ分かんないのに)
(本当に思ってるのかな……)
そんな考えが少しいた。
本当にクズだと思う。
でも分かった。
ある日突然、「月曜日にはこの世にいない」と告げる親友がいた。
(は?やだ、絶対に無理。あたし生きていける気がしないし、病んでしまう。)
「こんなに他人の4って辛いんだ。なら、人を悲しませないために、生きよう。」
と思った。
その親友は逃げて生きれることが決まった。
嬉しかった。本当に気持ちが明るくなった。
ありがとね。
ーーーが言ってた、「生きる理由が見つかると生きれる。」というのは本当だった。
その日から、4にたいと思うことが減った。思ってもすぐに立ち直れるようになった。
生きる理由をくれたみんな、ありがとうね。
【生きる理由、完】
❴あたしの生きる理由❵
あたしを好いてくれる人を悲しませないため。
人を56してしまわないため。
❴伝えたいこと❵
逃げる場所は大量にある。
生きる理由は今分からなくても、いつかは見つかる。数十年後かもしれないし、数秒後かも知れない。
だから、無理にとは言わないけど、生きて欲しい。
コメント
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親友って…もしかしてらぷのこと、?