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wes×dn
口調が違うことがあります
r18要素はありません
地雷の方は自衛お願いします
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「どこでしょうかここは、、、」
僕は今白い部屋にいる
ドアがないため部屋と言っていいのか
わからないのだが、、、
ここにくる前って確か
いつものことして
それから寝たっけ?
ならここは夢、、、かな
もしくは歪みで飛ばされてしまったか
後者はないだろう
むしろそうではないと
信じたいくらいだ
とりあえず周りの確認からだ
本来こういうような
よく分からないところに来た時は
動かず助けを待つべきだが
おそらくここは夢
それなら夢が覚めるまで
時間を潰す必要がある
「、、、1、、、2、、、3、、、4」
どうやらここは四角形のようだ
ぱっと見立方体だろうか
ドアもなければ窓もない
それに明かりになるものすらない
なのに影があるのだ
そのおかげか距離感を掴みやすい
もし影がなくて本当に
真っ白な空間だったら
何度も何度も壁にぶつかるか
もしくは恐怖からその場に
座り込んでいただろう
それにしてもずっとこの場所にいるな
いつになったら覚めるのやら
なんだか寂しいな、、、
ふと思った時
目の前に見覚えのある人がいる
「ウェスカー、、、さん?」
「だんくん?ここどこか分かる?」
「いえ、、、」
いつの間に?
さきほどまで1人でいたはずだ
まぁ夢だからなんでもありなのだろう
「それにしても
ここは箱の中にいるようだね」
「箱、、、ですか」
人形か何か小さなものになって
話が進んでいるのか?
相変わらず夢がどう続くのか分からない
まぁ目が 覚めたら 夢なんて忘れている
いつも通りに進んで
寝るの繰り返しだ
それでも思ってしまう
もしこのまま一生白い部屋に
閉じ込められてしまったら、、、と
「考え込んでいるようだけど
何かわかったかな?」
市長の声ではっと我に帰る
帰らないと決まったことではない
何もしていないのに
不安になるのは情けない
「すみません、、、分からないです」
「いいよいいよ」
「むしろこんな意味のわからない部屋を
なんなのか分かる方がおかしいと思う」
「それもそうですね」
「そうそうこんなものを拾ったのだけど」
渡された紙には
“ハグをしないと出られない部屋”
、、、ご都合展開といったところか
「これはハグを
すればいいと言うことかな?」
「、、、どうなのでしょうか」
「やってみよう
別に難しいお題じゃない」
「出られなかったら
また別の手がかりを探そう」
「は、はい」
不慣れな僕は 動けずにいる
それに気づいているのか
市長からずいっと近づいてくる
ふわり
市長の香り
いつもよりずっと強い
「大丈夫?苦しくない?」
「大丈夫です、、、」
「ところでこれは
いつまでやれば良いのかな?」
「、、、だんくん?」
「、、、はぃ」
「眠い?」
「、、、ん」
「寝な」
その言葉を最後に
意識がぷつりと消えた
「は、、、」
「夢、、、 」
なんだか奇妙な夢を見た
市長とハグ?
、、、今何時だ?
やばい、、、
「遅刻、、、だね」
「すみません」
「何かあった?」
「え?」
「だんくんが遅刻するなんて
今までなかったからね」
「疲労が溜まって、、、とか」
「うちはホワイトだからさ」
自分が思っている以上に
市長は僕のことを信用しているみたいだ
心配かけてしまって
申し訳ない、、、
「いえ、、、そうではないのですが」
「なぁに言ってよ」
「よく分からない夢を見まして」
「夢、、、ね」
「夢って願望の表れって言うよね」
「それで目を
覚ましたくなかったんじゃない?」
「願望、、、」
ぶわっと顔が熱くなる
あれが願望、、、?
あれじゃまるで市長に会いたくて
触れ合いたくて
たまらないみたいじゃないか
、、、好きなのかも知れない
今までせき止めていた何かが なくなり
胸からは市長への想い
温かさ、、、好きの衝動
何もかもが身体中を巡る
もう言い訳できないくらいに
知ってしまった
自覚してしまった
「他にも記憶の整理だったり、、、」
「ってだんくん?
顔真っ赤だよ!熱?だるい?」
僕、あなたのことが好きみたいですよ
市長はどう思っていますか?
僕の気持ちを受け止めてくれますか?
「喋れないくらい辛い?」
頭を軽く撫でられた後
背中をさすってくれる
辛いですよ
あなたのその一つ一つの行動が
僕を期待させる
もしかしたらもしかしたら、、、って
そんなことないはずなのに
僕はあなたを好きになって
良いのでしょうか
その答えは市長しか知らない
知りえない
拝啓 過去の僕へ
未来の僕は市長のことが
ウェスカーさんのことが
好きで好きでたまらないみたいです
過去の僕はどうですか?
いつから好きでしたか?
答えは僕の僕だけの中に、、、
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どうも、”さざざ”です
ここまで読んでくださり
ありがとうございます
お楽しみいただけたでしょうか?
リクエストは常に募集しております
できることならこの小説の
口調など指摘してくださると
とても勉強になります
なお、投稿については不定期です
それでは
また次の話で、、、