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ニコッと笑ってる。鎖骨が丸見えで肩が今にでも出そうな、感じで。悔しいがこの服は、似合う。
柴「服買ってやる。」
犬「ん?あ〜でも、いらないよ?」
ご飯を食べながら、頬をパンパンにして、そう言った。
柴「俺が買いたい。」
犬「じゃあ、服じゃなくて、ご飯を買ってよ!ステーキ食べたい!」
柴「それも買ってやる。」
犬「うん!ありがとう!」
ニコニコ笑っている。ただ、この服を脱がせられない。
柴「その服、派手すぎないか?」
犬「そう?結構好きなんだけどなぁ、」
少し悲しそうに、声が小さくなる。
酷いことは、言いたくない、ただ嘘でもいいからどうにかしてその服をぬがせたい。
柴「その服、あってないし、着替えたら?」
犬「そんなに変?……かな、」
少し困った顔をして、その服を見ている。その服の何が、いいか分からない。
だんだん、皿の上にある物が無くなる頃。ずっとむき出しの首を触った。
犬「なに?」
首を少し赤くしながら、そう言った。ソファに押し倒して、乱れた服の中に手を入れる。優しく触れるように、そーっと触る。耳がピクピクして、両手で顔を隠している。
犬「くすぐったい、」
顔を隠していた手をはなして、俺の頬を触る。数秒見つめ合って、キスをした。
――……この服さい、無かったら、