⚠️・赤組です!地雷さんはUターン
・少しまろにき要素あります!
・本人様とは一切関係ありません!
・似てる作品があっても決してパクリではありません!
「ねぇりうら〜!お兄ちゃんって呼んでよ!」
ないこハウスにメンバー全員で入り浸っていると、ないくんが話しかけてきた
「えぇ?ないくんはお兄ちゃんじゃないでしょ」
最近毎日このやりとりやってる気がする
「いっつも素っ気なくてないこお兄ちゃん悲しいよ〜!!アニキ〜!」
「うぉっ、いきなり抱きつくなよ」
「はぁ、」
小さくため息をつく
ないくんにお兄ちゃんって言ったら喜んでくれるんだろうな
いつも俺にお兄ちゃんって呼んで欲しいと寄ってきてくれるのはとても嬉しい
だけど俺は弟じゃ物足りない
ないくんのことが大好きだから
メンバーとしてとかじゃなくて恋愛的に
「どしたん、りうら。ため息ついて」
まろが背後から話しかけてきた
「ん〜、なんでもない」
「その顔は何もないわけないだろw」
「何かあったならこのないこお兄ちゃんに相談してくれていいんだぞっ!」
話を聞いていたらしいないくんが会話に乱入してきた
この悩みの原因お前なんだよなぁ
「なぁりうら、一緒に飲み物買いに行かへん?」
まろは俺の悩みを聞き出そうとしているのだろうか
「いいよ、行こ」
俺たちはないかハウスを出た
「で、お前は何に悩んどるん?」
「秘密〜」
言ってもどうせ引かれちゃうし
「まろ口硬いよ?」
「言ってもどうせ引くでしょ?」
「引かんよ」
きっとまろはどんな言い訳を並べても納得してくれないんだろうなぁ
これ以上聞かれても面倒だし諦めるか
「りうらね、ないくんのことが好きなの」
「ほ〜ん」
どういう返事だよそれ
「キモいよね、同性のこと好きなんて」
「何が?なんなら俺もアニキのこと好きやで?」
「マジで!?」
ならまろにないくんをとられる心配はなさそうだ
「おん。でお前が悩んどるのはどうせないこのお兄ちゃんのことだろ?」
「うん」
「もう告っちゃいな」
は??
「もう告っちゃいな」
りうらが戸惑いの表情を浮かべている
そうなるよな
つい1週間前、ないこに誘われてご飯に行った時
「まろぉ〜」
「ん〜?」
「好きな人がいるんよ」
「誰?」
「りうら」
ないこが少し顔を赤らめて言う
あーね
そういうことね
良かったアニキじゃなくて
「いいんじゃない?赤組仲良いし」
「そうなんだけど、恋人になれる確率ってすごく低いじゃん?」
「だから俺はりうらにとってメンバー以上の存在になれたらなーって思ってお兄ちゃんって呼んで欲しいって言ってるんだけど〜」
「なかなか呼んでもらえないんやな?」
「そう!」
最初から恋人諦めてたらダメやない?
まぁそこは口出すとかじゃないか
「で、どうしたらいいー?」
「取り敢えずお兄ちゃんで粘ったら?」
「そっか〜、じゃあもう少し頑張ろうかなっ」
ということがあったのである
「まぁ細かいこと気にせず告っちゃえ」
「はぁ?そんなの無理だって!」
「ないこに伝えたらきっといい結果が待ってるって♪」
「マジで何なの?」
りうらは怪訝そうな顔をしている
「ないこに告ったら教えたげる」
ちゃんとくっつくかな〜!
なんか楽しみw
「ね、ねぇないくん」
先日のまろの言葉を聞いて俺は覚悟を決めた
「ん〜?」
「りうらね…実はないくんのこと」
好きって言いたいのに、言葉が詰まる
「えっと、その…」
「なになに?気になるっ!」
「ないくんのこと…好きっ!!」
「へ…?」
やっと言えた
でもないくんはポカンとした顔をしている
やっぱり、りうらなんて興味ないもんね
「りうら…!!」
俺の名前を呼んで抱きついてきた
「俺も、俺もりうらのこと好き!大好き!」
予想外の言葉だった
ないくんがりうらのこと好き…?
「なら、付き合ってくれるの…?」
「もちろん!」
満面の笑みを浮かべるないくんの唇に俺はキスを落とした
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
誤字脱字があったらすみません!
それじゃあまた次回!
コメント
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あらぁ…✨