夏休み二日目の朝。からぴちハウスには、穏やかな朝日が差し込んでいます。昨夜はそれぞれがリラックスして過ごせたようで、いつもより少しだけ目覚めが良さそうです。
「ん~…よく寝た…」
どぬくが、のびをしながらリビングに現れました。女性の体になってから、生理で体がだるかったり、慣れない寝姿勢で寝つきが悪かったりすることもあったため、ぐっすり眠れたことにホッとした表情です。
「おはよう、どぬく!顔色良いじゃん!」
なおきりが、朝食の準備をしながら声をかけます。
じゃぱぱも、普段より少し早起きして、リビングのソファでスマホを操作していました。画面を覗くと、昨夜見ていた女性向けファッション雑誌の続きを読んでいるようです。ヒロは、まだ少し寝ぼけ眼ですが、リビングの賑やかさに引き寄せられるようにゆっくりとやってきました。
朝食は、なおきりとゆあんくんが作ったパンケーキ!甘い香りがハウス中に広がり、みんなの食欲をそそります。
食事中、じゃぱぱがふと、えとさんとるなちゃんに尋ねました。
「ねぇ、みんなって、朝、髪とかどうしてるの?なんか、俺、まとまらなくて…」
女性の体になってから、髪の毛が伸び、量も増えたため、朝のヘアセットに苦戦しているようです。
「あー、わかる!私、寝癖ひどいから、朝は必ずちょっと濡らしてブローするよ」
るなちゃんが共感するように言いました。
「シャンプー後のトリートメントとか、ドライヤーの仕方も結構大事なんだよ。特にじゃぱぱさんは髪の量が多いから、ちゃんと乾かさないと寝癖になっちゃうかも」
えとさんが、丁寧にアドバイスします。男性だった頃には全く気にしなかった「朝のヘアケア」が、彼ら三人の新たな課題として浮上してきた瞬間でした。
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