「お似合いだなんて」
(な、なにかって……)
特になにもしていないけど、 赤桐(あかぎり)くんをどう思っているのかは聞かれていた。
(でもそれを言うのは恥ずかしいし……)
ただただ赤面していると、 日下部(くさかべ)くんが赤桐くんの脇腹をこづいた。
「赤准(あかじゅん)!筒井(つつい)に作った組みひも交換してって言ったんだってー?」
「あー……」
赤桐くんは今のひと言で、みんなが騒いでいる理由がわかったらしい。
「あーそう。俺が筒井に交換してって頼んだ。だからお前ら、冷やかすんなら俺にしろよ。筒井困ってんだろ」
眉をさげ、ほんのり頬を染めた赤桐くんに、みんなは「わーっ!!」と再び盛りあがりだした。
(あ、赤桐くん)
「だーから、もう騒ぐなって言ってんだろっ!」
赤桐くんの叫びで、みんな口は閉じたけど、笑いを抑えきれずに肩を震わせている。
「わかったよ赤准、*****
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