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「……おい、何にやにやしてこっちみてんだ気色悪ぃ」
バイトが終わり、葵ちゃんは帰った。私はというと、図書館で本を探す天城くんを待っていた。
「本がどうたらとかまたいじろうとか思ってんのか?」
意外と心に刻まれてる…
ダメージあったのだろうか…
「いや?もっと他のこと」
「じゃあなんだよ…」
「ふふん…好きな子いる?」
にこにこ笑い出したかと思えばいきなり真顔で聞いてきた佳音。
「はぁ?」
「ん?」
「何いきなりアホみてぇな事言ってんだ…脳みそ溶けたんか」
「え?」
好きな子聞くのダメだった?間違った?もしかしてだけど好きな子いるの?
「好きな子居るんだ?」
「いねーよ!人の話聞け!」
「聞いた上での回答です」
「質問の回答軸がズレてんだわ」
それはごめん。
「え〜居ないの?え〜」
「なんだよ急に…俺が好きなやつ居るとか噂たってんの?」
うん…ちょっと違うけど似てるな…結構感鋭いな。
「いや、恋バナとかね?」
「そこら辺の女子とやれよ」
ごもっとも。