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俺はなんてことをしてしまったのだろう。お風呂でおいもを犯したあと、相当疲れていたのだろう、ナカの欲を掻き出してもシャワーで汗や精液を流しても濡れた肌をタオルで拭ってもおいもはびくびく反応を示してはいるが起きることなくくたりと俺に凭れたままだった。そして今、ベッドに寝かせたおいもに顔向けできずこうしてリビングで頭を抱えているわけだ…『あっと、聞いてくれ…』
罪悪感に押し潰されそうになった俺はあっとに電話をかけ全てを話し懺悔することにした。話を聞いたあっとはケタケタと楽しそうに笑っている。
『ぷりお前そんなに欲求不満だったのかよ』
家に来た時おいもの下半身に欲情仕掛けていたやつがよく言う。
『おいもは大丈夫なのか?』
『よく眠っとるよ』
ため息を吐きながらこれからのことを考える。
『どうしたらええと思う?』
『そのマンション単身用だっけ?』
あっとは面白がりながらも親身に話を聞いてくれた。次第に夜も更けそろそろ寝るかと電話を切ったところでおいもが起きてきた。
「わん…っ」
声に元気がない。なにかあったのだろうか…いや、さっき声出させて枯らしたのは俺やった。
「大丈夫か?」
相変わらずの四つん這いでよろよろと歩いてくるおいもの頭をそっと撫でてやると嬉しそうに笑った。相変わらず表情筋使うのだけは上手いんよな。そのままおいもはじーっとこちらを見つめて…
「あ…きぃ、」
ん?え?今喋った?秋?…意味は分からんが今確かに“あきぃ”と言った。
「どうしたん、おいも。お腹すいたんか?」
「あ、っ、きぃ…」
何かを伝えたそうにあきぃとずっと言っている。
「あきぃ?」
俺が聞き返すとパッと表情を明るくして擦り寄ってくる。あきぃってなんや…もしかしてこいつの名前か?
「あき」
「わんっ!」
試しに呼んでみるとガサガサに枯れた声で元気よく返事をしてくれた。やっぱりこいつは、あきって名前らしい。そうか、おいもより人間らしくてええな。これからあきって呼んでやろう。おいも改めあきを連れて寝室へ戻る。いつも通り俺の隣であきが丸くなる。そっと頭を撫でてやればその手をあきがぺろりと舐める。いつからかこれが俺らのおやすみの挨拶になっていた。
「おやすみ、あき」
あんなことがあったあとやし全然眠れん!……なんてこともなく不思議とその日はいつもより深く眠れた。