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醜態

神狩はなにを考えてるんだろう。

神狩といるのはとても楽しい。

気が楽でとても良い。

神狩は俺のことをどうな風に思っているのだろう。 そう気になり始めた頃から(友達)という関係が崩れていったのか。

2月19日今日は神狩と映画を見に行く約束をしていたのだが、朝起きると熱があった。

とりあえず俺はすぐ隣にあったスマホを手に取り、神狩に電話をかけた。

神狩に熱があることを伝えると、神狩は少し悲しそうに「大丈夫また行こう」と言ってくれた。 やっぱり神狩は優しい、だから俺は神狩の優しさに甘えてしまう。

午後17時頃俺はリュックにマスクとスマホと水とあと、なんだっけ、 気づいたらリュックはパンパンになっていた。

俺はそのリュックを死んだ魚の様な目をして眺め、そのままベットに放り投げた。

リュックからスマホを取り出し、通知を確認してから外へ向かった。

歩いても歩いても中々進まない。

息を切らしながら、足元ばかりを見ていた。

前から歩いてくるヒトに気づけずぶつかってしまった。

「ごめんなさい」と言い終わる前に相手は歩いて行ってしまった。

まだ俺は怖いのか。そう呟いた頃にはもう18時になっていた。早く神狩に会いたい。

コンビニに着き、 中に入ると、ヒトはほとんどいなかった。

そうだ、いつもこのコンビニはヒトが少ない。

俺は水と頭痛薬を買い、また歩き始めた。

電車に乗るため駅の切符を買おうと並んでいた時、後ろに居たヒトが距離をつめてきた。

「早く電車に乗りたい」そう小さくつぶやいた。気がつくともう後ろにさっきのヒトはいなかった。どこへ行ったのか、そんな事を考えてる間に前のヒトが切符を買い終わり俺の番になっていた。神狩に会える、もう少しだけ頑張ろう、そう思えた。

電車に乗り目的地に着く頃には19時30分になっていた。そこから少し歩いて一軒家にたどり着いた。 いつも通り裏庭に入り、部屋の中を覗いた。誰もいない。 スマホを開いて部屋の写真を撮り、帰ろうとしたところ、俺は意識を失った。目が覚めるとそこは神狩の家だった。俺が目覚めた事に気づいたのか神狩はこっちへ来て「大丈夫?」と言い水を渡してくれた。

「透なんで俺ん家来るの連絡してくれなかったの?来るなら駅まで迎えに行ったのに」

そう言って心配そうな顔をしている神狩に俺は「ごめんごめん」と笑って誤魔化した。

すると神狩は少し黙ってから不自然に笑い話し始めた。

「透は今日も撮ったの?相変わらず心配性だね」その言葉を聞くと俺は不思議な気持ちになる。 俺はうんそうだねと優しく答えた。神狩の目が少し怖かったのだ。

俺はすぐ不安になる。だから俺は神狩の事について写真を撮ったり、後を付けて観察したりする。怖いから、突然裏切られないか、嫌われないか、俺から離れていかないか。でも神狩はそんな俺を含めて愛してくれると言った。それでも俺の不安は収まらない。分かっている、神狩は裏切ったりしないって、分かってるけど、不安で不安で押しつぶされそうになる。だから俺は神狩からの傷を求める。

「透、今日もやる?」

あぁこの言葉を聞くだけで俺は安心できる。神狩も俺の事を大切にしてくれている。絶対に裏切ったりなんかしない。

神狩は俺の首筋に口を当て、少し痛む程度に吸い付く。俺が少し涙目になっているのをみて、優しくキスをしてくれる。神狩は舌を上手絡め、優しくかき混ぜてくれる。気持ちが良くてまた涙が出てきてしまう。

甘い匂いのする部屋で、俺は寝ていた。窓から太陽の光が当たり、隣には神狩が居て、俺の頭を撫でている。俺はこの瞬間が心地が良くて仕方なかった。

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