TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

注意


※死ネタ


※春蘭 


上記のものが許される方のみお願いします。



𝚂𝚃𝙰𝚁𝚃💡







医者「誠に申し上げ難いのですが」


4月。病室の窓からは桜の木が満開に咲いている今日


医者「灰谷さん。貴方の命はもうそう遠くはありません」


雀の鳴き声がよく聞こえるほんのり静かな病室での医者の発言により俺の心臓の鼓動が徐々に早まっていくのがわかる。


蘭「は……」


余命が少なくないなど思い当たる節なんか1つも無い

今日はただ急の頭痛により病院に足を運んだだけ。だがその行動により俺のこれからの人生が左右されるようになった


医者「治すことは言い難いですが困難な病でございまして‪…」


病室の椅子に腰を掛けていた俺は医者の発言により最初は医者の真剣な瞳をじっと見つめていたが時間が経つにつれ俺は下を向いていた。仕事について、生活について、そして恋人について


蘭「少しでも長く生きられる方法は無いのか…?」


医者は目を瞑り静かに首を左右に振った


蘭「ッッ…」


呻き声を上げ俺は医者から即座に入院の手続きを行ってくださいと言われたが入院する気なんて微塵も無い

俺はこの仕事を誇りに思って最期を迎えたかった。愛おしい恋人に見守られてこの世を去る事を決意した


蘭「……また来ます…..」


病室を去り料金を払った所で俺は駐車場に止めている愛車に乗り車のエンジンを掛けた。


これからは車を運転する事を困難になるかもしれない。手を動かす事をできなくなるかもしれない。そんな事を考えている内にハンドルを握っている俺の手が小刻みに震えている事が分かった


蘭「春千夜っ…….‪」


恋人にはこの事を言った方が良いのか言わない方が良いのか。悩ましい正解をずっと考えていた












翌日






アジトの入り口に手を掛けゆっくりと深呼吸をして入る

いつも通りに幹部が仕事をしている

九井と春千夜の口論により喧嘩を辞めさせる鶴蝶と手を腹に当て爆笑しながら2人も見る竜胆。溜息をつき特に何もしないボス・望月・明石



蘭「おはよ〜」


蘭「お前ら今日も喧嘩してんだな」


春千夜「蘭っ…おはよ…..((//」


蘭「春千夜、おはよ((ニコ」


そう言い春千夜の額にキスをする


九井「朝から何を見せつけられてんだろうか…….」


呆れた様な声で九井が喧嘩を終わらせた







1週間後





家でいつも通り風呂場で最高級シャンプーで髪を洗ってシャワーで流そうと髪の毛から手を離した時に俺は一気に血の気が引いた。



自分の髪が何本か抜けていたのだ


明らかに普通の量じゃない。瞬きも出来ずただ風呂場に呆然としていた時リビングから竜胆の少し怒った様な声で「まだ〜?」と言われた


俺は即座に髪を風呂場のゴミ箱に捨て髪を洗い風呂場を去った






蘭「お待たせ〜」


竜胆「もう、兄貴遅せぇよ」


蘭「ごめんって〜笑」


竜胆が風呂場に行き俺は自身のスマホに医者から言われた病気について調べる


蘭「…..発症時期にもよるが余命はもって2、3年…….」


発症時期なんて分からない。もしかするともう後1年しか生きられないかもしれない。後5ヶ月しか生きられないかもしれない


後1ヶ月しか_______



何分か過ぎ竜胆が風呂場から上がり俺はテレビを付け何も無かった様にテレビを見る




竜胆「兄貴」


いつもと違う竜胆のワントーン下がった声で呼ばれ竜胆の方を向くと竜胆が風呂場のゴミ箱を持ち俺を見つめる


竜胆「これ、何?」


蘭「俺、最近歳になってたからさ、抜け毛が酷いんだよな〜笑」


竜胆「へぇ、じゃあ排水溝の髪は?」



排水溝…….??まさか髪を洗っている時にも抜けていたのか…….?

自身の手を髪にあて髪を触る


竜胆「排水溝は嘘だよ」


竜胆「やっぱり何かあるんだ」


流石俺の弟。さっきのは罠だったのか


もう言い逃れ出来ないのを確信した俺は竜胆に医者から言われた事。ネットで調べた事を話した




竜胆「…….え?」


ポカンと口を開けている竜胆。開いた口が塞がらないと言うとはこんな事か?


蘭「…….春千夜」


竜胆「どうすんの、」


蘭「…….竜胆。頼みがある」










春千夜side




夜飯を食べている時俺の恋人。蘭からのメールが来た

通知が来た瞬間なんだろうとスマホのロックを外しメールを見る。






メール


蘭《 春千夜。話がある 》


春千夜《ん?》


蘭《あの桜の下に来て欲しい》


春千夜《ん、OK》




 

なんだろうと思いすぐ様家を出る






春千夜「蘭!!!」


桜の下で風になびいている蘭を見つけ駆けつける


春千夜「どうした??急に呼び出して」


蘭「…….三途」


春千夜「え?、」


蘭「別れて欲しい」





♡500

この作品はいかがでしたか?

500

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚