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「しょぅこぉぉぉぉぉお!!」
この私、天華は東京都立呪術高等専門学校に新しく入学した一年のへっぽこ呪術師である。現在は春特有の優しい香り、日本の代表的な美麗の華。町並みの桜を舞いながら、新しい環境へと心踊らしている——–わけではなかった。
お友達と片手にスマホ。そしてまた片手には彼氏と手を繋いでゴールイン!!
青春謳歌する予定だったのに対し、今の私は片手に念のためのThe天使界隈の飲むようのカプセルお薬と天使の羽がついた診察簿に聴診器。
ポケットには濃いピンク色の私の呪力を注入した注射器だとか包帯だとかが入っている。制服はみーんなと違って白のトップスに袴のように大きい水色のリボンとみじっかいミニスカ。なんかナース服を思い出すファッション
硝子「あは、大変だな」
微笑して話を合わせてくれる硝子は優しい、優しすぎる。時々AV女優のコスプレみたいだなってあの馬鹿どもに言われますけど!!硝子とうたたんが癒しなのでもはやどうでもよく感じる。
因みに冥姉はお姉ちゃん、お金無しでも付き合ってくれてるから私に甘い。
「そうなのぉぉ…あのクズ共がっ!!」
気の毒だったな、なんて硝子はあの二人には見せないくらい優しく微笑んで頭を撫でてくれる。
「そういえば…うた先輩、帰ってきてないな」
確かに…冥姉もいたのに3日も。可笑しいなぁ…、、、
結構心配してる、しょーこと歌ちゃんと原宿行こうと思ってるのに…
冥姉はお留守番。冥姉こういうこと興味ないんだもん。
「……⋯ねえ、硝子?」
硝子「何ー?」
硝子は煙草を吸いながら私に質問を問いかける。少し苦そうな香りがする煙草は硝子のお気に入りらしい。
そんなことはさておき、此方に爆速で向かってくる高身長馬鹿が二人。
そして横にはいたはずの硝子がいない…どういうことでしょうか??