はじめに
これは、文シリの、「文豪、ホストになる」の試聴の、谷崎の「メロンの皮」発言のすぐあとです。(コップは倒れませんでした)
(本編ではいるはずなんけど。)安吾と中也がいません。
「谷崎!」
カランゴロン!ドアチャイムが普通ではありえないであろう音を出した。
「え…………?」
「だ、だれ…………?」
「でも、」
「美人さん…」
だが、今の芥川は、そんな声に耳を傾ける余裕はない。
ツイッ○ーで、谷崎が炎上しかけているのだ。
それの鎮火に向かって、ようやく着いたのだ。
確かに、今の芥川の姿は、
走ってきたのか、やや紅の差した頬、
少し振り乱している髪、
走ったからであろう着物のはだけ………
これに芥川の美貌で、美人と評さぬほうがおかしいほどに、色気をたたえていた。
「おい。」
少しどすの効いた声だ。
「この方達に、迷惑を掛けていないだろうな」
これに、谷崎は弁明する。
「い、いや、かけてな…女神様ですから…」
「ほぉ…?」
ト、と音を鳴らして、谷崎を壁に追いやり、谷崎の股の間に膝をつっこみ………………………と、所謂、
膝ドンをする。
谷崎も、どうやらこの状況に、興奮しているらしい。
「心底、堪らない。」
そう、心の声が聴こえてきそうなほどだ。
「一体、いつから、僕以外に主人を持っても良いと言った?」
「御、御主人様…」
「来い。」
「誰が本当の主人か、わからせてやる。」
そう言い放ち、谷崎の右腕を掻き抱いた。
「あ、そうだ!忘れていた!」
くる、と芥川は方向転換をし、3人のもとに駆け寄った。
なんだろう……と、すこし不安になるのも無理がない。
なんせ、あんなSMプレイを見せつけられた後である。
すると、芥川は、おもむろに袂から財布を取り出し、
「これを……迷惑料だ。これで飲み直してくれ。」
差し出されたのは、諭吉3枚。
「え!?いや、その、結構ですぅ…」
「わ、わたしもエンリョしまぁす…」
「わたしもいりませぇん…」
だが、芥川はなかなか引き下がらない。
「いや、本当に…こうでもしないと、腹の虫が収まらないんだ。」
「え、あn…」
だが、こちらからの返事を聞く前に、ばし、と置いて、行ってしまった。
「………………………………置いてっちゃった…」
「どうする?これ…」
「まあ、とりあえず…」
「「「パーっと、飲もうか?」」」
余談
このあと、谷崎は、「芥川に搾り取られた(意味深)」とツ○ッターに投稿したという。
また、「芥川先生は心もイケメン」タグが、連日トレンド上位を独占し続けた…
あとがき
どうだったんだろう………………?
とりあえず、書きたいところは書けたから、いいかな?
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