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第6話〖グラビティランチャー〗
――圧倒的。
その一言に尽きる戦いだった。
バトロイド・サイバーノイドは、
すでに防御姿勢すら取れなくなっていた。
メニのバトロイドモードの連続攻撃に押され続け、
厚い装甲は歪み、
各部の可動音が不規則に乱れていく。
もはや、形勢は明らかだった。
ユニ〗
……よし、仕上げる。
次の瞬間。
メニの両腕が前方で合体し、
装甲がスライドして内部の電子基板が露出する。
空間に、
異常な負荷が発生した。
ユニ〗
グラビティ・レールガン。
――《超重力電磁砲》。
磁力と重力が干渉し合い、
目に見えない圧縮塊が形成されていく。
空気が歪み、
地面の小石が浮き上がる。
バトロイド・サイバーノイドの装甲が、
見えない力に引き寄せられ、軋んだ。
ユニ〗
……発射。
次の瞬間。
圧縮された重力弾が解き放たれ、
直撃を受けたバトロイド・サイバーノイドは
強制的に構造を保てなくなった。
装甲は耐えきれず変形し、
内部フレームが限界を迎える。
そして――
巨大な機体は、
完全に機能を停止した。
静寂が、路地裏を包む。
メニ〗
……終了、っと。
デュナ〗
回収対象、無力化確認。
メニ〗
ふぅ。
これが――
重力兵装の力だな。
だが、
戦闘の終わりは――
同時に、新たな“監視”の始まりでもあった。