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それは雷雨が激しい日のことだ

街中は人っ子ひとりも居ず、

その中を私は走り続けた。


「はぁ、はぁ、はぁ、」

「神の子はまだ見つからないのか!?」

「神の子の力がないと、

あいつらは止められないってのに、」

「くそ、何が神の子だよ」


私は追いかけられ続けた。

神の子と呼ばれ、

神の子10万人中1人に現れる規格外の能力

持ちの人間のことだ。

その能力は全て別々で

人体発火を呼び起こす者、空を飛ぶ者、

人体変化する者、未来予知をする者、

種類は幅広いく規格外な者が多かった


私が授かった能力は『運命を変える』だった


「これ以上好き勝手にされてたまるか、」


運命を変える能力その最大限は計り知れず

生まれて今の今までこき使われ13才になる時

生まれた環境の以上を気付かされ

施設を抜け出した。


発動条件1:運命を変える対象に

                    血を飲ませること


「あそこだ!はやく!」

「あいつ、血を、逃げられる!」


発動条件2:神に対し願いを述べる


「神よ、愛する神よ、

   私を私をこことはかけ離れた世界に

   連れていってください。」


「行かないでくれ!」


発動条件3:手を3回叩くこと


男たちは神の子に対して手を伸ばしたあと少しで

触れたことだろう、

しかしそこには神の子の姿はなかった。


「やばいやばいやばいやばい、

彼がいないとこの世界の平穏は

保たれないというのに」


そこに残されたのは彼の少量の血だった。

それも雨とともに流され彼がこの世に残るものは

何ひとつなかったのだった。



「ここは、?」


彼が飛ばされたところは

全く見覚えのないところだった

それもそのはずかけ離れた世界と願っただけで

どこに飛ばされるかも分からないのだから、

その場所は先程と同じく雷雨の激しい場所だった


「おまえは何者だ、」


神の子第1発見者は、昔彼が読んだことある

絵本で見た忍者の姿をしていた。








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