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「ゆきむ。」


「しゆんさん。」


「…ふふwありがと。」

名前を呼んだら、頭を撫でてくれるしゆんさん。




「なんであいつと話してたの?」


「えっと…」


「俺と居るのそんなに嫌?」


「っ…そうじゃなくて…!」

男の人と長話するだけで疑ってくるしゆんさん。




「ねぇゆきむ〜!ガチャ爆死したんだけど!!!」


「またやってんの…」


「だってゆきむが好きなキャラ欲しいんだもん!ゆきむのせいだよ〜!責任取って!」


「えぇ…」

くだらないことで泣きついてくるしゆんさん。




「ゆきむかわいい顔してるじゃんw」


「…かわいく、ない…///」


「そう?もうこんなに顔真っ赤なのに?w」


「っ…///かわいく、ないもん…///」

赤面の僕を更に赤くするしゆんさん。




「…ゆきむ。」


「…?なに?」


「…大好き。」


「急にどうし…わっ…」

急にそんなことを言って抱き締めてくるしゆんさん。


…僕さ、



「ゆきむかわい。」


「好きなんでしょ?いいよねゆきむ♡」


「ゆきむ〜ねぇ〜」


「素直になりなよゆきむw」


「…ゆきむ暖かい…」


どんなしゆんさんも、大好きだよ。


…しゆんさんは、どんな僕も、


好きでいてくれますか?


…なんて。





「大好きだよ。ずっと。」


「…え?……ッ」


ぎゅっ。


「…なんで…」


「…何となくここにいると思ったから。」


「…、ぼ、僕なんかと居たら、しゆんさんも…」


「…別にいい。」


腰に回された腕が、僕を更に引き寄せる。


「…ゆきむが離れないでいてくれるなら…いい。」


「しゆんさん…」


「もう家でしか一緒に居られないんだから…離れないでよ…」


「…迷惑かけてると思って…」


「いなくなる方が迷惑…。」


「…ごめん。」


「ゆきむ。」


「…なに?」


「大好き。」


「…!」


「どんなゆきむも大好き。」


「…」


「怖くても、可愛くても、」


「かっこよくても、魅力的でも、」


「俺の事見てなくても、俺の事知らなくても。」


「どんなゆきむでも大好きだよ。」


「…しゆ、ん、さん…っ!」


ぐいっ。


「僕も…!僕もしゆんさんが大好きっ…!」


「…うん。」


「僕を…抱きしめなくても…一緒に…居なくても…」


「うん。」


「どんなしゆんさ、んでも、だいすきっ…!」


「うんっ。」


でもね。


僕の涙を拭って、


頭を撫でて、


優しく抱きしめてくれるしゆんさんが。


一番大好き。

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