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4 - 第4話 ヤギと狼 3日目

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2025年10月31日

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日差しのいい廊下、横には一見なんの価値もなさそうな無駄に大きいだけの絵がたくさん飾ってある。

そんな廊下を一人の男が男を抱きかかえて奥に向かって歩き進んでいた。

しばらく歩くと奥に大きな扉が出てきた。男はそこで足を止め。ふーっと一息つき表情を引き締める

「コンコンコン」

規則正しいリズムで扉を叩くと中から低い声が返ってくる。

「入れ」

「失礼します」

扉を開けるといかつい顔をした男が中で煙草を吸っていた。

部屋の中だというのに外出するかのようにきちっとスーツを身に着けている。

「たった今使いの者から連絡がきた。どうやら一人殺したらしいな」

「はい。殺しました」

ふーっと煙草を一吸いし、まだ火をつけてから間もないであろう長い煙草の火を消して男が抱いている男を眺める。

「まぁ、殺した理由はその男を見ればなんとなく察しがつく。だがな、るぅと。一時の感情に身を任せて行動するうちは未熟者だ。いついかなる時も自分の利益となるか否かを考えろ。」

先ほど火を消したばかりなのにもう新しい煙草を出して火をつけながらこっちをまっすぐ見つめながら男は話しかけてきた。

「はい、お父様。すみませんでした」

「その男についてもだ、るぅと。その男に対する執着はいささか目に余るところがあるぞ。限度を考えろ。その男のためにいくら金をつかい何人人を殺したのだ。」

先ほどまで黙って従順に話を聞いていたるぅとが男をまっすぐ見つめて声をだす

「これは僕の勝手です。もみ消すためのお金もすべて自分で用意しました。口を出される義理はありません」

黙ってるぅとを見つめてから男は豪快に笑った。

「すまなかったな。お前が本気でそれを必要としているのなら口は出すまい。まぁあの使いは少し俺もうんざりしてたんだ。代りはまた用意しておく。話は終わりだ。戻っていいぞ」

「はい、失礼しました」

るぅとが退室したと同時に男の放つ空気が変わる。男はたばこを一吸いし手元の黒電話でどこかに電話をかけ始めた。

「もしもし?あぁ俺だ。そうだ、あぁ、見たよ。623番と798番を今日中に家に連れてきてくれ。少し発散したいんだ」

「全く、生意気に育ちやがって」

男は電話を切るとそう言い放ち煙草をまた一吸いした。

日当たりのよい廊下を抜け、階段を抜けると先ほどの廊下とは打って変わり窓の一切ない一面石の壁に覆われた廊下に入る。

るぅとはころんを抱きかかえてその廊下をまっすぐ進んでいた。

少し歩き続けたところで顎に白いひげを蓄えたスーツ姿の初老が現れた。

「おかえりなさいませ坊ちゃま」

「ただいま。言っておいたあれは準備できてますか?」

「はい、しっかり準備できております」

「わかったありがとう。今日はもう休んでいいですよ。おやすみなさい」

「おやすみなさいませ」

召使と少しの会話を済ませるぅとはまた廊下を奥へと歩き続けていく。

またしばらく進むと厳重に鍵のかかった鉄の扉が現れた。るぅとはポケットからカードキーを取り出し、手慣れた手つきでパスワードを打ち込むとピーっと音がして鉄の扉が開かれる。扉の先にあるエレベーターに乗り込むとそのまま地下室に降りて行った。



夢を見た。るぅと君に誘拐される夢。莉犬君は隣で死んでいて。僕はるぅと君に体を触られ続けて最後はるぅと君のあれをなめた。

まぁこういうお年頃なのだからこんな夢を見ることも決して少なくはないのだが流石に男友達でそんな夢を見るのは目覚めがわるい。今日からどんな顔をしてるぅと君たちと生徒会の作業をすればいいのだろうか。

そんなことを考えながらベッドから起き上がる。まだ起きたばかりでぼやけてる視界を少しでも正常に戻そうと目をこすろうとする。と、ジャラッと音がする。

「は?」

と声をあげ少し重たい自分の手首を見る。一気に目が覚めた。

見覚えのない部屋。ベッド。制服のままの自分。体には、手錠、足枷、首輪がついていた。

見るからに人を監禁するために作られたかのような石レンガ造りの壁、某魔法学校にでてきそうなダークオークの重たそうなでかい扉一般家庭のリビング程度の広さの部屋の真ん中に異質な存在感を放つ巨大なベッド。

誰がどう見てもわかる。僕はるぅと君に監禁されている。

「あ、やっと起きました?結構長いこと眠ってましたね」

重たそうな扉を涼しい顔して開けながら僕にまるで何事もなかったかのように話しかけてきた。

「長いことって、るぅと君が眠らせたんじゃん」

「まぁそうなんですけど、あの薬は12時間程度で切れるんですよね。ころちゃんは20時間ぐらい寝てました。まぁ、いろいろありましたし疲れてたんですかね。」

眠る前に僕が誰とどこで何をしていたのかを思い出した。考えうる限り最悪の結論だ。あの夢は夢じゃなかった。

「そんなに怖い顔しないでくださいよ、あの時はちょっと薬使っちゃったけどやっぱりあんなのはころちゃんじゃないって気づきました。もう薬は使いません」

生徒会でみんなで談笑しているような笑顔で僕に気さくに話しかけてくる。

そのいつもの笑顔が今はやけに薄気味悪く感じる。その笑顔を顔に張り付けたまま僕の方に一歩ずつゆっくり近づいてくる。

「あれ?意外と騒がないんですね」

「、、騒いだら家に返してくれんの?」

ふふっとまた笑う。この状況でなにが面白いのか。

「いいですね。やっぱりころちゃんはそうじゃなきゃ」

そんなことを一人で言いながら楽しそうに僕の下半身を触り始める。

「また自分から脱いでくれます?」

「手錠外してくれたら脱ぐかもな」

「それもそうですね」

一言一言行動する前に僕に話しかけてくるのは癪に障るが不機嫌になって殴られでもしたら嫌なのでできる限り返事はした。

カチャカチャと僕のベルトを外していく。ズボンのチャックをわざとじらしていくようにゆっくりとおろしていく。

ズボンのチャックを外し終えると今度は僕の足をなぞるようにゆっくりとズボンを下ろしていく。

足枷が邪魔になったがるぅとくんがハサミを持ってきて僕のズボンを切り始めた。

「足枷って雰囲気出るかなと思ってつけてみたんですけど邪魔ですね」

馬鹿なのか?こいつ、もう少し考えてから監禁しろよ。そんな悪態を心の中でつきながらるぅと君を眺めていた。

「まぁ、手錠もありますし足枷はなくてもいいかなぁ」

そういって足枷を外したあと僕の下着もゆっくりじらしながら脱がし始めた。

「おぉ、もう少し小さいのかと思ってました。ころちゃんも男の子ですね。」

別になにもうれしくないことを褒められる。こいつまじで何考えてんだよ。

「ころちゃんってオナニーとかするんですか?」

「するけど」

ふ~んと特に感情の乗ってない曖昧な返事を返してくるるぅと君、いやまじ何のために聞いてきたんだよ。

「やっぱり男じゃ勃ちませんか。う~ん、どうしましょう」

普通に考えてこの状況なら相手が女でも勃たないだろうと思っていたらるぅと君はゴム手袋とローションを持ってきた。

「え、ロー、、ション?」

僕の反応を見てるぅと君は楽しそうに笑った。

普段のイケメンさを際立たせるほほ笑むような優しい笑顔ではなく、心の邪気がそのまま顔に出てきたかのような邪悪な笑顔

「こんなことはあんまりやりたくなかったんですけど、まぁ、勃たないんですからしょうがないですよね」

「まって、!やだ、!お尻はやだ!!もうちょっと待ってよ、今勃たせるから!」

自分の声が自分じゃないような情けない声

「う~ん、まぁいいですよ。ただし、30秒です。手錠を30秒だけ外すのでその30秒で勃たせてください。」

そう言って鍵をポケットから取り出し僕の手錠の鍵を外し始めた。

手錠を外されても首輪がある。逃げ出すことはできない。だけど不意をついて攻撃したら殴り倒せることぐらいならできるんじゃないか?おそらく足枷と手錠の鍵の場所から考えてるぅと君が服の中に隠し持っている可能性が高い。

でもこの部屋を出た後どうすればいいのか?

ここはおそらくるぅと君の家だろう。この部屋の外は全くの未知、るぅと君程の金持ちなら敷地内に召使みたいな人がいてもおかしくない。やっぱりここはおとなしくするしか。

「お~い、聞いてます?もう20秒立ってますけど、あ、あと5秒です。」

「え、ちょ、ちょっとま」

「はい、30秒、タイムオーバーですね。せっかくチャンスを上げたのに、ほんと何してるんですか?」

「ご、ごめん、もう一回だけ、もう一回、次は集中するから」

自分でも相当頭の悪いことを言っていると思う。こんなことを許容してくれるわけがない。それでも今の僕には頭を下げて情けなく懇願するしかなかった。

「え?何言ってるんですか?自分の立場わかってます?僕さっき一回チャンス上げましたよね」

すこし不機嫌になったのかそういって僕にもう一度手錠をつける。

「さ、チャンスは上げたんですから股を開いてください。」

「い、いやだ、ごめんなさ、ごめんなさ」

恐怖で少しずつ呼吸が浅くなっていく。

「はぁ、そんなに嫌がるなら仕方ないですね。」

溜息交じりのあきれたような声でそう呟いてるぅと君は僕に背を向けた。一瞬でも希望をいだいた僕が馬鹿だった。

「やっぱり足枷は買っておいて正解でしたねぇ」

先ほど外してもらったばかりの足枷をしっかり両手に抱えて僕の足に取り付け始めた。

さっきより鎖の長さを短くしたせいで僕の股は強制的に開かされてしまう。

「さ、そろそろ始めますか」

ゴム手袋をつけた手にゆっくり、そして大胆にローションを出し始めた。

「あ、安心してください。常温程度には温めてきたのでそんなに冷たくはないと思います。」

そんな的外れの気遣いを僕に使ってくる。そんなことに気を使えるなら僕のお尻や家に帰れないこの環境に気を使ってほしい。

そんな僕の心のあきれは一瞬で吹き飛んだ。

「っ!いた!いたい!!」

「結構きついですね~まぁ、これも罰だと思って頑張ってください。」

自分の中に異物が入ってくる言葉に言い表せないほどの不快感も感じないほどの痛み。お尻の中に無理やり異物を突っ込まれるその痛みが恥ずかしさやるぅと君へのイラつきまでも一瞬で吹き飛ばした。お尻の痛みに脳みそのリソースをすべてつかってしまう。この苦痛から逃れようと別のことを考えようとしても今まで感じたことない痛みに体も心も支配されている。

「いたい!いたい!ぬいて!!!!」

すぐに足を閉じようとしても足枷に邪魔されて全く足が閉じない。

「我慢してください。今日は別に入れるところまでが目的じゃないんで」

「うぅ、、!!いたい!!止めて!!せめてとめて!!」

「、、、そんなにですか?わかりました」

そういって僕の中で指を止めた。るぅと君の細長い指が僕の中にある感触が残っている。

無理やり中に入りこまれた僕のお尻がひりひりと悲鳴を上げている

「うっうぅ」

痛みとこれから僕が感じることになるかもしれない苦痛を考え涙が出てくる。

「泣いてるんですか?泣き顔も可愛いですね。」

先ほど痛みで暴れたせいでくちゃくちゃになった僕の髪を丁寧に撫でて僕の髪を整えながらそんな気持ちの悪いことを口にする。

30分ほどそうしてるぅと君の指を僕の中に入れたまま時間が過ぎた。お尻の痛みも少しずつ減ってきたころ、そのことを知っていたかのようにまたるぅと君の指が僕の中でまたゆっくりと動き始めた。

「っっっ!!、いたいって、、」

「さっきより痛みは引いてるんじゃないですか?一応筋肉リラックスの薬も打ってますし、ころちゃんのもともとの柔らかさもあって開くのが早いですね。」

いつの間にそんなものをと考える余裕も出てくる程度には痛みも治まっていた。まだひりひりはするけど。

「まだ涙で顔をぐちゃぐちゃにするには早いですよ、ころちゃん。ほら、しっかり見てください。自分の体が今どうなっているか」

まただ、あの猫を愛でるような優しい声で僕にそんなことを話しかけながら突っ込んでいないほうの手の親指で僕の涙をぬぐう

さっきまでは自分の涙でぼやけていた視界が鮮明に戻りだす。戻って最初の光景は僕を見つめるるぅと君、ではなく僕の中に突っ込まれている指だった。

「うっおぅえ」

自分が他人とつながっている。その光景が想像の何倍もグロテスクで急な吐き気に襲われた。そんな僕を横目に僕のお尻のなかで指を楽しそうに動かしているるぅと君。不意に僕の息子に違和感を感じた。

「あ!やっと勃ちましたね!なるほど、ここが前立腺か~」

「そん、な」

「さ、ころちゃんのも勃ったことですし本題に入りましょうか。」

僕の中から勢いよく指を抜いて嬉しそうに僕の僕を握ってきた。お尻は先ほどまで入っていたるぅと君の指の形に開いているのだろうか、普段は感じない体の内面に風を感じる。

「今日はですね。ころちゃんの頭が壊れるまで出してもらいます。」

「もちろん休憩はなしでね」

「は?」



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